| 2007年03月04日(日) |
歌舞伎・義経千本桜(前編) |
歌舞伎に行ってきました〜!!
久々にめっちゃ早起きだったから 公演中半分くらい寝てたけどね……。 あんまり記憶がありません。 サイテー。 サイテーですよ、ホント。 何しに行ったの、私の馬鹿!!!! しかも義経出てるシーンでも、余裕で寝てたし!! ああ、殿だ!!vvv 清々しくて、凛々しくて、白くて品があって綺麗だなぁ… …殿…vvv…とか思いながら寝てました……。 死ねばいいよ(出た) 1月の浅草で観てる幕もあったので 話はなんとなく知ってるし 雰囲気を楽しめただけでも楽しかったんだけどね。 三階席で舞台まで遠かったのも、原因と思われます。 コンタクトしてるものの、目があまりよくないから 舞台の上がよく見えなかったんだよね。 表情とか衣装が見えないのは やっぱり生で観ても、魅力半減だよなーと思い知りました。 歌舞伎は多少高くても 花道が見えて、多少前の方の席がオススメなのかもです。 なんか一月の歌舞伎を思い出しながら観てたような。 1月はああだったから よく見えないけど今回もこうに違いない、みたいな。
序幕は鳥居前。 初めて観ました。 花道が全然見えなかったので 登場してくるシーンが全然見えなかったのは残念でした。 今度また観よう。 弁慶が、義経に怒られて大声上げて泣いてるのとか 静がどうしてもついていくと言ってきかなくて 木に縛り付けられてるのが異様にツボだった! 面白かった!! 殿は颯爽としていて綺麗だったなぁ。 鎧とかもっとよく見たかったけど、遠くて全然見えませんでした。
なんか休憩時間は結構あったのに 慣れないのと鈍臭いのとで一人ばたばたしてました。 いっぱいいっぱいでした。 おにぎり食べたよーー。 なんか周りの人達もみんなお弁当とか食べてて この雰囲気って大人の修学旅行みたいで なんか面白かったです。 私やっぱり団体行動が好きだーー。
第二幕は渡海屋、大物浦。 知盛がね、義経に敗北する大物浦がかなり好きです。 何度観ても好き。 真っ白い装束の知盛も綺麗だし さらに貴公子って感じの義経が本当に綺麗で大好き。 あそこの義経は本当に品があるなぁって思います。 典待局が自害したり、知盛が入水したりするシーンで 隣に座っていたご年輩の女性の方が 目元を抑えていて…。 驚きました。 安徳帝が、知盛を宥めてるシーンなんかでも やっぱり涙を拭いていらして。 私はむしろ反対の境地で観ていたもので。 もう少し、もう少しで殿の勝利!って。 だから、面白いなぁって思いました。 そうか、物語としては感動する場面だって思い出したりして。 今日観た中で一番好きなシーンです。 義経が安徳帝を助け、平家が敗北する。 なんていうか本当に、安心します。 最後、弁慶が法螺貝を吹くのがね、もう本当に 諸行無常の響きだなって思う。 せつなくなった。 花道の入り口(?)に立ってたから かろうじて見えたんだけど あの終わり方はかなり好きです。
休憩時間に食べたくずきり、美味しかったですvv 黒蜜好きの私にはたまらなかったvv くずきり、好き〜〜〜〜vvv
三幕は静と忠信の道行初音旅。 今度こそ、寝ずに頑張ろうと思ったけど やっぱりめっちゃ寝てました。 …サイテーです。 「恋と忠義はいずれが重い」っていう有名な文句ですが 私は忠義の方が重いと思うなーとぼんやりと思いました。 いろいろぐるぐるそのことを考えていたかも。 で。 殿にもらった鎧と鼓を殿に見立てて殿を慕ってる 静と忠信が可愛かったなーvv 二人がなんかちょっと仲良く見えるのは多少イラっとしたけど。 二人は殿のことだけ考えてればいいんだって! お互いは同士なんだって! 継信の勇姿を回想するシーンとか 忠信が狐っぽく鎌倉勢をやりこめるシーンとか …記憶にありません……。 忠信、可愛かったんだけどなー。 手が狐で!
そんなこんなで半分くらいは寝ちゃってたんじゃないかという ホントどんだけだよっていう最悪加減でしたが それなりに、かなり楽しんできました。 なんかね、あの雰囲気が好きなんだな。 歌舞伎座、私結構好きなんだと思う。 あそこって、観光地だよね(笑) 中にいろいろあって面白いんだよ。 ゆっくりお買い物してても結構時間が過ぎちゃいそう。 弁慶、静、忠信根付けとかうっかり買っちゃいました。 勧進帳の絵はがきとかメモとか。 殿がいたんだよ! あとは、弁慶ばっかりだったなー。 やっぱり、「義経に忠義を尽くす弁慶」は人気です。 だからこその人気。 それから「義経千本桜」の絵本があって 速買。 なんか面白かった。 絵も綺麗だったし、文字の配置とかも斜めだったり カーブしてたり可愛かった。 絵本として、なんかすごく綺麗だったvv
その中の面白いとこ抜粋(笑) 静:望美 義経:九郎 弁慶:弁慶 でお送りします。
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望美は涙をふいて、九郎に言いました。 「弁慶さんが、『鎌倉のやつらは皆殺しだ』と言って 飛び出していきました」 九郎の顔色が変わります。 「だめだ、望美。行って弁慶をとめてくれ」 望美にはくわしいことがわかりません。 でも、たいへんなことだけはわかります。 勇敢な望美は 「はい!」 と言うと、長刀をかかえて飛び出していきました。
望美と弁慶は、 「一緒に連れて行ってください」 と言いました。ところが九郎は、 「だめだ」 と言います。 女の望美に、これからの放浪の旅は、きびしすぎて無理なのです。 敵の中に攻め込んで大混乱を引き起こした弁慶にも、九郎は、 「おまえみたいな乱暴ものは許せない!」 と言いました。 弁慶はショックで大声を出しました。泣いているのです。 家来の四人は見かねて 「弁慶は連れて行った方がいいと思います」 と言いました。 なにが起こるかわからない旅には、強い家来がいた方がいいのです。 九郎も納得しました。
大切な鼓を預けられても、望美は言うことを聞きません。 困った九郎は、望美と初音の鼓を、伏見稲荷の前の大木に 縄でしばりつけてしまいました。 「許せよ、望美」 と言われて、望美はおきざりです。 望美はあまりのことに声を上げました。 「男って、なんて勝手なんだろう」
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なんかもう異様にツボった! ホンットおかしくて爆笑した。 文は橋本治さんなんですが、異様に面白い! センスがいいです。 言葉の選び方がコミカルで、子供向け絵本とは言え 言い回しに大人でもぷっと吹き出してしまいます。 なんかねー、静がわりと勝ち気で可愛かった! うちののんさまに通じるものがありますな。 弁慶を止めることを望美に頼む九郎とか 「勇敢な」望美が長刀かかえて飛び出すとことか。 マジおかしいんだけど!! 弁慶は連れて行かないって言った九郎も可愛いけど 大泣きする弁慶がツボで!! どんだけ、嘘泣きですか!(遙か3視点) そんでもって 「弁慶は連れて行った方がいいと思います」とかいう 小学生日記言葉が異様にツボで!! 誰が言ったんだーー。 将臣、ヒノエ、敦盛、譲あたりか? 声を揃えて言ってるかと思うと可愛くて。 どんだけ棒読みでやれやれとか呆れながら言ったんだろう。 面白すぎる!! こいつ、置いてってもどうせついてくるし。 むしろ、余計面倒くさいことになるし、みたいな?
あとは、言うこと聞かない望美! 「いやったらいや!私は絶対九郎さんと行くの!」みたいな? か、カワイすぎる!!(笑) うちの静のイメージまんまだ! 他のメンツだと、ぶん殴られたりして暴れて危険だから やむなく九郎を餌に捕まえて、縛ったみたいな。 「望美はおきざりです」って!! 「望美はおきざりです」って!! 超爆笑なんですが!!! ヒノエの見事な縄術で縛られた望美が 大暴れしてる姿が目に浮かぶ……。 お、面白すぎる………。 最後の「男ってなんて勝手なんだろう」もかなり気が強くて可愛い。 「九郎さんの、バカーーーーーーっっっ!!!!」とか叫んでそう(笑)
てなわけで、 義経千本桜絵本、かなりツボでした! 面白かったvv 絵も綺麗でかなりお気に入りです。
歌舞伎座を出たあともまだ日が高かったので ちょっとお買い物したり お茶していろいろお話したりで、楽しい一日でしたvv 興味深いお話がたくさん聞けて楽しかったです。 あと文章についてとか。 いろいろ考えちゃいました。 歌舞伎、寝ちゃったのがかなり心残りだけどな…。 でもそんなものなのかな。 無理してもしょうがないし。 がちがちに考えないで、ちょっとずつ楽しんでいこうと思います。
ご一緒頂いていろいろ案内してくださったRさま 本当にありがとうございましたvv 来週もどうぞよろしくお願い致しますvv 今度は寝ないように頑張ります! 今度は午後からなんで大丈夫かと!! 大詰川連法眼館、楽しみ〜vv 泣けるかな。
「来週はさらに義経の出番少ないな…維盛か…頑張って観よう!」
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