朝日記(合戦中)
毒舌、ネタバレ注意。義経教注意。

2006年02月26日(日) 舞−HiME合宿2日目。

そんなこんなで今日も今日とて舞−HiMEです。
世の中的には青龍ONLYとか開催されちゃったりして
いいなぁなんて頭の片隅で思いつつ。
舞−HiMEです。
何もうこれこんなに面白い作品見たことないよ。
昨日は前半の感想だったので今日は後半と全体。

まずもう誰が好きって舞衣!!!
舞衣!!舞衣が好き!!!
カッコイイよ、マジ。
女はこうありたいっていう理想みたいに見えたよ。
強くて可愛くて、自分の意見はっきり言えて
人の話もちゃんと聞けて料理うまくて
何より一本筋が通ってる性格がいい。
潔いし、気遣いもばっちりで。

そんでもってもちろんなつきも可愛くて。
もう九郎に似てるーって視点で見てるから九郎に見えるんだけど。
なつきはなつきで本当に可愛いんだけどやっぱり
九郎と重ねてしまうのよね。
九郎っていうか九郎義経。
なつきは17歳で、ちょうど牛若&遮那王時代の終わりに
重なるなって思うと
「人なんて誰も信じられない」って頑なに
心を閉ざしてる姿がもう本当に痛々しくて……。
お母さんが命を懸けて逃がしてくれようとするところも
常盤と重なるし。
でも生き延びられたのは自分一人。
いつも一人で、何でも自分で出来るフリで
弱音なんて決して見せなくて
そんな姿に惚れ込む弁慶…基、静留。
この弁九っぷりっていうか
静留のなつき好きっぷりはマジでびっくりした。
聴いてた感じもっと怖いのかなって思ってたけど
あんまり怖くはなかったかな。
でもなつきの「静留への拒絶」が思いの外激しくてびっくりした。
あんな風に逃げられたら確かにショックかも。
「ゴキブリ!」ってびっくりして咄嗟に逃げちゃうような
悲鳴ぶりと逃げ方だったよね、今思うと。
そしてよーく考えるとマジで静留って強○しちゃったんですね。
「なつき、堪忍な、堪忍な」って
顔を覆って謝ってる姿見て気がついた。
それほど酷いことしちゃったんだなって。
そっか、女同士だから気付かなかったけど
(そんなに悪いことに見えなかったけど)犯罪だよな……。
友人を○姦ってすごいよな。
しかも静留の性格と
「絶対なつきには知られたくない」って思い詰めてた様子からすると
確実に薬使ってますよね………。
そんな展開でホントにいいのか、大丈夫なのか?公式でそれか…。
しかも静留はなつきにとって、唯一信じてた(心を開いてた)相手だし。
「友達だと安心しきってる人にひどい!」って言い放つ雪之も良かった!
純粋な心根が見える。
本当に純粋に遥が好きなんだなって。
「あんたも同じ穴のムジナやないの」って返す静留もすごいけどな。
「雪之を侮辱しないで!」って平手打ちかます遥ちゃんもすごい。
どんな修羅場だ。
すげぇ。
今思うと何てアニメだ(さすが深夜枠は違うな)
でもねー静留、辛かったと思う。
自分はなつきにめっちゃ拒まれたのに
まさにその場で、目の前で遥と雪之が互いを深く思い合う絆を
見せつけられちゃったわけだから。
羨ましかったろうなって思う。
キレルのも道理だと思うけどなんていうか
実は声(芝居)に色気がないなぁとかこっそり思ってたかも。
京言葉独特の毒っていうか色気っていうか
進藤さんってやっぱ爽やかっていうか
少年役が多いのも納得だなぁという感じでした。
女の毒っていうか(まさに京女の持つシナっていうの?)
癖のある色気っていうか殺気っていうかドロドロとした怨念みたいなもの
あんまり感じなかったなぁ。
静留はあのとき
絵的にも、性格的にも相当すごいオーラ放ってたと思うんだけど
あまりオーラが出ていなくて
なんかすごく惜しかったなって感じ。
人並みの色気はあるんだけど静留の色気は人並みじゃダメっていうか
絶望して街とかいろいろ破壊し尽くしてるときも
なつきを追いかけてマジで気が狂っちゃってるときも
世界に絶望して「疲労」しているようには見えても
「焦がれて狂ってる」恋の病って感じには見えなかったんだよね。
あの八百屋お七的な。
恋に狂って街を焼くような気狂いっぷりが必要だと思うんだけど
女の色気(狂気)が足りなかったなぁ。
六条御息所みたいなヤツ。
うん、だから静留は思ったよりよくなかった。
もっとすごいと思って期待しすぎてました。
なつきとの対決のシーンもすごかったな。
なつきのデュランが大きくなってたのがすごく良かった。
なつきはカッコイイ子だなぁと思った。
カッコイイ受。
うん、受は潔く凛々しくなくちゃね。
攻は艶やかに賢くなくちゃね。
それを言うとやっぱりなつきの真っ直ぐで純粋で一途な声色に
静留は負けてたよね。
静留というか進藤さん?
あそこは凛々しく一途で純粋ななつきと
艶やかで狂気入って暗黒な静留の対決じゃなきゃまずかったんじゃないか?
負けてたよね、静留……。
い、色気が足りなかった。
お陰様でわりと純粋で爽やかなシーンになっていた。
静留がもっと頑張ってれば
もうちょっと退廃的な色気が漂ったのではないかと少し残念な感じ。
ところでなつきちゃん。
「お前と同じ気持ちを持つことはできない」って静留に宣言しといて
(これって恋愛感情は持てないってまた断ったんだよね)
静留にキスするこの矛盾、このわけのわからなさが
またひどく義経っぽくて良い。
えっと、そのキスはどういう意味なの、なつきちゃん、的な。
何も考えてない、挨拶代わりの親愛の情を込めたキスっていうのが
有力ですよね、純粋に。
静留にとってなつきは恋愛対象で
本当に唯一愛した人、この世で一人だけの大切な人。
なつきにとっても静留は一番大切な人ではあるんだけど
愛しているとかではなくて、
閉ざされた自分の心を開いてくれた
かけがえのない人、そういう意味で一番大切な人なんだろうなって。
互いのチャイルドを消し合って、
互いに消滅した二人の気持ちはこんな風なんだろうなって。
でもね、ずっと心を閉ざしていて
ようやっと心を開いた人にあれだけ献身的に尽くしていたら
落とすのも時間の問題だと思うんですよ、静留さん。
簡単にキスとかしてくれる様子見てると
男とか女とかの区切りが薄いんだろうなって気もするし
性的にもあまりこだわりがないんだろうなって気がする。
何も考えてないというか押せば流れるというか。
頑張れ静留、もう一歩だ。
そんなこんなで私は静なつ推奨です。
間違ってもなつ静は賛同できかねますのでご注意下さい(笑)
ほら、私九攻不可の人だから(また言ってる)
うーん……。
弁九的カップリングってホント多いのね。
ああいう展開っていうか、ああいう暗黒策士攻に純粋無知(アホ)受?
一人でも颯爽と生きる潔い強さと気高く浄らかな美しさを持った人に
心酔して惚れちゃう策士(策士は策に溺れなくちゃね)の
カプがすごく好きです。
頭の良い人っていうのは本当に弱いんだと思う、ああいう人種に。
そうであって欲しいという願いもあるかも。

実は一番泣いたのは遥の消滅シーンです。
遥と静留の対決が本当に良かった。
静留が相手だというだけでみんな気圧されるのに
しかもその静留が得体の知れない武器(薙刀)持って
迫ってきてるのに
「こんなものがなんなの。やれるものならやってみなさい!!」
薙刀の刃の部分、素手で押さえてですよ!!
あああ。
遥ちゃん…惚れるよそれ。すごく義経っぽい。
すごく一途で考え無しで一本気で美しい。
結局遥は消されちゃうわけですが、最後の最後まで
静留に向かっていこうとして一撃加える姿がもうめっちゃ泣けた。
そんでもって最後に
「雪之!」って生徒会の腕章を託して消えていくのがもう。
マジで泣けた。
めっちゃ泣けた一番泣けた!!
遥と雪之の信頼関係もすごく好き。
っていうかこの作品に描かれるキャラたちの人間関係は
どれもとても丁寧で人を想うことの大切さとか
人を想うことで得られる強さとかを描かれててマジで泣ける。

あとね思いの外好きだったのが奈緒。
自分でも驚いた。
奈緒かよっ!!って。
でも奈緒の「ママ!」って叫びと
あの床を這って嘆く姿が忘れられない。
あれだけ傷つけられておいて庇うなつきも良かったな。
ちなみに奈緒を傷つけてやろうと迫っていたのは静留。
エヴァのアスカ思い出した。
奈緒とアスカと同じ歳くらいだよね。
ああいう強気な女の子に弱いなぁ。
自分のウリがわかってるところもすごく好き。
悪いことするんでも潔くやってるからすごくいい。
半端じゃないし。媚びてないし。
勝ち誇ってる姿がすごくいい。
奈緒が出てきたりしゃべったりすると嬉しかったから
好きなんだろうなって思う。
どこが好きなのかっていうと潔さと信念のあるところかな。
よくわからんけど奈緒が好き。
奈緒となつきは仲良くなれると思う。
乙HiMEでは案の定一緒にいるしゴチュウ仲間だしね。

HiMEがどんどん減っていく中で
巧海を失っても祐一を失っても
行き着く先なんか見えなくなっても
それでも戦い続ける舞衣が本当に格好良くて好きだった。
ラストの方とかもう自然に舞衣を応援していたっていうか
舞衣がなんとかしてくれるっていう信頼感があったというか
決戦前夜になつきと二人で過ごす
嵐の前の静けさ的な平穏がすごく痛々しくて良かった。
決戦の朝「私は残れない。頼む」って
舞衣に託したなつきがすごいなって思った。
静留の想いと舞衣の想いに本当に人を信じること
人への想いの深さっていうものを学んだんだなって。
祐一を失って嘆く舞衣を見て、なつき、泣いてたんだよ。
自分のことでもないのに。
閉ざしていた感情が本当に引き出されたんだなって思った。
成長していく姿が目に見えてわかるのもすごいよね。
もうマジで演出と脚本のすごさに声も出ないよ。
もう何もかもが仕組まれたパズルのように気持ちよくはまっていって
本当にすごかった。

命も可愛かったなぁ。
兄上!兄上!って必死に言ってる姿がもう
義経に見えて見えて見えて。
最後のアリッサも深優も良かったし。
みんなで媛星に向かっていくところも
BGMの曲ももうすごく良かった。
セラムン的でした。
いいなぁもうあのシーン何度見ても良い。
ハッピーエンドが大好きです。
みんなで協力し合うのが大好きです。
みんな仲良しが大好きです。
舞−HiMEの最終回とかマジで理想的だよ。
あれだけ巧い具合に盛り上がって
貼りまくった伏線全部回収してキレイに一点で
最高潮に達してキレイに大団円迎える作品なんて
見たことがない。
広げすぎた風呂敷放置とか
クライマックスが長すぎたり短すぎたり
焦らしすぎたりでなかなかタイミングが合わなかったり
最近そういう作品が多くて
見終わってすかっとするものってあんまりなかったんだけど
舞−HiMEは本当に見事だったと思う。
見終わったあとの爽快感と胸にじんわり残る余韻が
幸せですごくいい。
本当にうまかった。
微妙に乗ってたギャグとかもすごくキレイだった。
もうキレイに回収して、計算され尽くした機械みたいに
本当に見ていて気持ちの良い作品でした。
むしろラスト5話とか何度でも見たい。
飽きないなって思う。

節々で感じたのはWeiβに似ているっていうこと。
たぶん製作側の伝えようとしていることや
テーマや気持ちみたいなものが似ているのかもしれないなって思った。
痛々しいまでの人への想い。
それを言ったら途中アンドレの芝居っぽいなって
思った部分が幾つもあって
それは細かいストーリーがどうとかよりも
気持ちや勢いを優先した作りとか
熱さっていうかそういうものかなって思った。
深く考えるとツッコミどころが満載なんだけど
そんな矛盾どうでもいいじゃんて思えるくらい引き込まれて
好きだなって思わせられちゃうんだよね。
それっていうのは本当にすごいことだなーって。

舞衣が最後に「『好き』っていいよね」って
なつきと命に話しかける感じで終わるんだけど
そこがまたすごく良かった。
物語のすべてを集約していたなって思った。
人を信じることを失って凍り付いた心を抱えていたなつき
純粋そのままでまさに野生の獣のように「気持ち」を知らない命
その二人をごくごく普通のありふれた女子高生の
舞衣と重ねて成長させていくことで
メインヒロイン3人を対比させつつその成長を見せていったっていうか
「好き」をいろんな角度から知ることができる作品っていうか。
端的に『好き』と言っていたけれど
「誰かを想う」ことの大切さを描いた作品だったんだろうなって。
最後、なつきにべったりくっついてる静留がすごく幸せそうだった。
シスターやってる奈緒ちゃんとか深優、暗黒少女なアリッサも良かった。
教授にくっついて行った碧ちゃんも碧ちゃんらしかったし
巧海と晶もドライなBL的(笑)らぶらぶで微笑ましかったし
遥と雪之もいつも通り。
何よりあかねちゃんとかずくんも幸せそうでほっとした。
真白と凪の正体がイマイチわかりにくかったけど
もうとにかく最終回見て見事なほどにすっきりとした。
誰も彼もがハッピーエンドで本当に嬉しくて
心が温かくなった。
辛いことも苦しいことも哀しいこともたくさんある。
誤解してすれ違ってたくさん泣くけれど
誰かを信じて誰かを好きだと感じることは
こんなにも大切なことなんだって
押しつけがましくなく教えてくれる温かくて優しい作品だなって
思いました。
本当に良い作品だなって思ったのと同時に
うまいなって本当に思いました。
テンポの良さに脱帽です。
伏線のはり方、回収の仕方のうまさには言葉もない。
とにかく萌えようと思えばいくらでも萌えられるし
男女どちらが見てもそれなりの萌えを探せると思うし
普通に作品としても学ぶものの多い作品だと思いましたいろんな意味で。
本当にいろいろな要素を丁寧に上手に盛り込んだ
作品だなぁと感服した次第です。
すごいやー………。
まだまだ余韻が抜けません。
すごい…本当にすごく面白かったよ。
DVDの8、9巻あたりはマジで何度でも見たい感じ。
最後の最後のカラオケも本当に最後まで伏線回収してて
本当にすごかった。
すっきりだった。期待を裏切らない作品だったなーって思う。


「そんなこんなですっかり舞−HiMEにハマリました」


 <昨日  もくじ  明日>


小保 朝 [HOMEPAGE]

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