本当の恋って?...Snow

 

 

過去の男は。。。 - 2002年03月01日(金)

私が、長く付き合った彼と別れたのは結婚したかったから。
そして、幸せになりたかったから。


彼とは社内恋愛で4年、付き合ってた。
半同棲も、してた。

私は彼が居ないと生きていけない、って思ってた。
家族みたいな存在だった。
空気みたいな関係で、居ないと苦しかった。

なんでだろう。
私は、すごく焦ってた。

彼との別れを考えるようになったのは
21世紀を迎えるとき。



なんかのキッカケがないと、別れられない気がした。


その当時、私は25歳。
結婚したいピークを迎えていた。

友達は着々と結婚の準備をしていたり
将来の事を考えて付き合ってる人がまわりに多かった。

みんな、私より後に付き合い始めたのに。
なんで、私たちは話が進展しないんだろう?

そんな疑問がいつも頭をよぎってた。

2人で居るのは、楽しかった。

ただ、私は彼の為に始めたバイトが忙しかった。
バイトが終わると真っ先に彼の家に帰り
彼のベッドに潜り込んで、
彼が寝ぼけながらも抱きしめてくれるのが
私にとって最高のご褒美だった。


OL稼業も忙しい私は、バイトの無い日は
夜遅くまで残業してた。

彼は比較的早く帰れる仕事で、私が仕事が終わる頃
彼は料理を作って待っててくれた。


私は、そんな彼が居たから頑張れた、と思ってる。
会社に好きな人が居るから、会社に行くのが楽しかった。
彼とリッチな生活がしたかったから、バイトも苦じゃなかった。
彼の腕に抱かれて眠る事が出来たから、夜が楽しみだった。



そんな生活が4年。

楽だった。

私にとっては貴重だった4年間。



彼と別れる本当の原因は、彼の人事異動の話が出てから。

彼は、新しい配属先がどうしてもイヤで
そこに行くぐらいなら辞める、と言い出した。

辞めて、田舎に帰る、って。


そこから、2人は今後どうするのか話し合った。


私は、一緒に彼の田舎に行ってもいいと思った。
でも、彼にはそんな意思はなかった。
遠距離する勇気は、私にはなかった。

そして、彼はそこまで私を必要としてない事もわかった。。。。


彼の気持ちを知ってしまった。

あまり深く聞く事はなかった。今まで。
事実、その話題から目をそらしていた。
今が良ければ、それでいい人だったから。

きっと、あのまま、何も無かったらずっと付き合ってかもしれない。
そして、煮え切らない態度にイライラしながら、きっと30歳になっても
彼の求婚を夢見て、ずっと今までみたいな生活をしてたも。

結局、私たちは、別れを選んだ。

こんな意味の無い付き合いに疲れたのは私。

愛されてなかった事を実感したってのも、ある。


そして、2人の決別を決めた時、
人事異動は取りやめになった。

続けようと思えば、また復活する事も出来たけど。

彼の本心を知ってしまったら、もう、頑張れない私もいた。
彼も、私と別れたがっていたし。

しがみつくのは、辞めた。


別れてもずっと友達
そう約束して、別れた。



別れたばっかりの頃は、新しい出会いを求めて
日々、新しい事にチャレンジする毎日。

疎遠だった友達を遊んだり
今まで控えてた男友達と遊んだり。
合コンに参加したり。

私は新しい彼を作ったりもした。
でも、その彼と比較するとどうしても付き合いを続ける気になれず
すぐに別れたりも、した。


そんなこんなを繰り返してるうちに、
私と彼が別れて半年が過ぎた頃、
彼に新しい彼女が出来てしまった。

同じ会社で同期で同じ課の女の子。
こんな身近な人と付き合われて、実はかなりショックだった。
ちょくちょく、職場で仲良くしてる2人をみかける。
彼がまだ帰ってない部屋に電気がついてるのをよく見かける。


彼が居るのに、そばに居れない会社は、苦痛だった。
バイトも、やる気がしなくなった。
夜、一人で寝るのが苦痛だった。
何よりも、あの子と仲良くしてる彼をみるのがもっともっと苦痛だった。。。。


こんなに、好きだった人が別の人と仲良くしてるのをみるのが
こんなに辛いとは思わなかった。


もう、なんでもない二人なのに。
二人は何も悪いことしてないのに。



まわりの皆が気を使ってくれる。
それが、逆に私にとっては辛かった。
そして、全然平気を装う私がいた。

私は、やっぱり彼が好きだった事に改めて気がついてしまった。
辛くても弱音を吐けない。
泣けない自分がそこにいた。


それ以来、私は人が好きになれなかった。
恋をするのが、怖かったのかも。


それなりに甘い誘いもあったり、気になる人も出来たけど
恋にまで発展したり、好きにはなれなかった。
仲良くなればなるほど、怖くなったり、冷める自分がいたりした。

好きと言われると、引いてしまう自分が居た。
会うのが億劫になる。
彼が急に怖く感じたり。。。。

私はもう、恋が出来ないのかと思ってた。





でも、きっとそれは違ったと今は思う。
好きになるのが怖かったんじゃない。

好きになれる人が現れなかっただけ。



だから、Sさんと会えて私もまだ人を好きになれると知った。

まだ、恋はできる。

人を好きになる喜びを思い出したから。。。。



...




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