長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2004年06月03日(木) She sells seashells by the seashore.

 今週末の日曜日は演習で朝からフィールドワーク。場所がすすきのというのが何とも頂けない。すすきのでお寺巡りをするというのだから更に頂けないような気もする。
 其れにしてもすすきのに之程数多くのお寺が在るとは知らなかったわ……。取り敢えず六日に梯子するのは三つのお寺。其の後地下鉄で円山の北海道神宮まで行くとか行かないとか。嗚呼、大儀。折角の日曜日だもの、思いっ切り朝寝坊したいのに。

 神社とお寺のこと、「社寺」って言いますか、「寺社」って言いますか?
 後者の「寺社」は明治政府が神仏分離令を出す前までの古い言葉で、現在は前者の「社寺」が正式らしい。私はずっと「寺社」と使っていた記憶があるのだけれど……成程、確かに色々調べてみると新しい版の資料は「社寺」としている。同格だと思っていたのに、神社とお寺にこのような格差が在ったとは。

 「御守り」って、神社のものですか、お寺のものですか? 「護符」と同義ですか?
 疑問符付けておきながら私自身よく解らないのだけれど……護符は中国から渡って来たから仏教? 自供は一切関係無い? それでは御守りは神道? 其れとも仏教の影響を受けて御守りが誕生した?……日本宗教事典に載ってるかな。否、宗教辞典かな。それより百科事典かな……。よく解らない。

 ――大学でまさか宗教学を学ぶ事になろうとは思っても見なかったが……答が無い上に微妙且つ繊細な問題なので取り扱い難い。予習するのも一苦労。


 ところで今日の日記のタイトルは英語の早口言葉。 tongue twister っていうのかな。英会話で久々に遣ったので(高校時代しぬほど遣ったので口(舌?)が覚えていた。決して脳が覚えていた訳ではないと思ふ)懐かしくて書いてみただけ。特に意味は無い。別に北国も温かくなってきたので海に行きたいとか一寸羽を伸ばしたいとか、そういう他意は一切含んでいない、つもり。
 ……どうぞ、発音に気をつけて声に出して唱えてみて下さい。三回続けて間違えずに言えるようになったら sh と s の違いはきっと完璧。


 読書日記。『カレンダー』(講談社文庫)ひこ・田中著
 児童サービス論五冊目。読みたい本が古本では中々見つからない(当たり前だけれど)ので仕方無く見つけたら片っ端から購入して読む事にした内の、一冊目。……大正解。之は中々面白かった。一人称が苦手という人には薦めないけれど、平気な人は新鮮な気分で読める、と思う。何せ京都弁。面白い。
 ということで一気に読了。本当は『お引越し』(講談社文庫)から読んだ方が良かったのかも知れない。ところで何故タイトルが『カレンダー』なのかは一寸謎。否、でっかい謎。然しまあ、中身と全く関係無いところもまた興味深いと言えなくも無い。
 残り五冊。後半分!
 でも暫くは 児童サービス論 から離れて 図書及び図書館史 のレポート作成の為に別の読書をしなければ……嗚呼、大儀。










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