長い長い螺旋階段を何時までも何処までも上り続ける
一瞬の眩暈が光を拡散させて、現実を拡散させて、其れから?

私は、ただ綴るだけ。
音符の無い五線譜は、之から奏でられるかも知れない旋律か、薄れた記憶の律動か。








2004年04月30日(金) 卯月末日は雨の匂い

 物事の本質を知るというのは難しい。知ろうとすればするほど深みに嵌っていく。此の行為自体が、何処か根本的に、間違っているのかも知れないと思わせるほどに。

 思考が空回りするばかりの時は、疲れているのだと思い込もうとする。そう――単純に疲れているだけ。少し休めば何もかも元通りになるのだと。
 理想像は何時だって脳裡に描かれている。どれ程時間を浪費しても其の偶像へ辿り着くことは無いけれど、そういうものだということを理解しているから、理想と現実を重ね合わせることは無い。目標は常に更新されていくものだから。だから、本当は『明日』が怖いのだけれど、私は自然の摂理に従って今日の夜も眠るだろう。明日に備える為に。

 逃げ道は確保しておきたいのに。私の周囲は八方塞で気付いた時には何処にも逃げ場は無くなっている。










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