先生妄想日記 |
2004年09月12日(日) 誰も知らない 生徒と話をしていると、時折、あまりの頑なさに驚かされることがあります。 性格のこと然り、容姿のこと然り、生活のこと然り。 きっと専門的には“自我の確立”とか色々ある時期なんでしょうけども、私にはとんとわからないので、あぁとても頑なな時期なんだなぁとおもうくらいです。 最近も、ある生徒がなかなか重い相談を持ちかけてきてくれたりして、まぁいつものように、話を聞くだけで、何の力にもなれなかったわけですが。 ただ、話を聞いていると、やっぱりとても頑なだよなぁ、というか、なんだろう、私に話を聞いて欲しいとおもっているのはよくわかるんですが、例えば私が解決の為に何かしようとすれば怒るんだろうなぁというのもよくわかるというか。 「俺らの問題だから、俺らでなんとかするし」と、何度も何度も言っていて、正直な所、それは無理だろうという問題なわけですよ。 君らだけでなんとか出来ないから、そんな状況になってんじゃねぇのかよ。 周りを巻き込みたくない、という他者への配慮ではなく、彼らには彼らの世界があって、その世界に他の誰かが介入するのが嫌なんだろうなぁとおもうわけです。 そんな中、先週のレディースデーに“誰も知らない”を観に行って、状況はまったく違うんだけど、そのあまりに真摯な頑なさが生徒とかぶって、何やら切なくなってしまったのでした。 頑なに守り続けていた世界だけでは生きていけないのだと思う自分を許した瞬間に、ちょっとだけ大人になるのかもしれませんな。 しかし今月はアホほど映画を観ています。 5本観たぜ。 今月はあとスウィングガールズとパッションを観にゆく予定。 |