「北斎と広重」展/空の色 - 2006年08月08日(火) アクセスしてくださった方、ありがとうございます。 しばらくこちらをほったらかしにしていました。 仕事の中日。 歯の検診2回目。今日は歯の掃除をしてもらう。気持ち良いねえ〜〜 ++ 今日は、京都文化博物館にて 「北斎と広重展−原安三郎秘蔵 浮世絵風景画コレクション初公開」 を見て参りました。 すでに、青森、東京、札幌、など巡回したもののようで、 8月17日まで京都、そのあと福岡と仙台に回るようです。 葛飾北斎の富嶽三十六景、など、風景画の名品がズラリ。 北斎の作品は今まで何度も目にしておりますが やはり構図の素晴しさにドキッとしました。 今も尚、新しいトイウか。。 また、安藤広重は東海道五十三次など。 こちらは人々の様子が活写されており、 美人画等と違って、 まるッこい登場人物達の顔がどこやら親しみやすく感じます。 さらに、当時、大きな川を渡る時、橋がなかったりすると、 裸の男達に担いで渡ったりする様を見るに、 改めて現在いかに交通が便利になっているか、 当時の人たちが不便な交通状況下においても 各地を行き来していたたくましさや、 便利な社会にいきていることの感謝の念までをも (作品の芸術性から離れて)感じました。 ボストン美術館ビゲロー・コレクションの日本への初里帰り展である 「江戸の誘惑」展(現在名古屋巡回中)ほどではありませんが、 後半に肉筆浮世絵も展示されていたため、 そこそこ会場は混み合っており、 また、かつてビゲローコレクションにおさめられていた 肉筆浮世絵の美人画も3点ありました。 「江戸の誘惑」展でも、 北斎(90歳まで描き続けた!)が最後まで画業を極めようとし、 また素晴しい気迫をたたえた作品を産んだことが 展示作品から分りましたが、 こちらも80歳を過ぎてからの作品が5点ありました。 「滝見巡礼」という、 滝を描いた作品や、 「鰈(カレイ)と蕨(ワラビ)」のカレイが印象的でした。 余り宣伝されてない(?)ような印象がありますが、 興味がおありの方は、是非足をお運び下さいませ。 なお、コレクターの原安三郎氏(1884ー1982)は、 財界の重鎮であり、 かつTBSの創業者の1人でもあられるとか。。 会場のカタログで彼の人となりを拝読したのですが、 これまたスケールの大きい人だなあ、と感心した次第であります。 ++ 秋はルーブル展、オルセー展、さらにプライスコレクション展、などなど、大きな展覧会が関西に回って来ます。 それ以外も、お楽しみがありそうで、 暇が作れることを祈りつつ、ワクワクしていますo(^-^)o 今京都国立博物館でやってる「美のかけはし」展も、名品を見る!ためにいくべき?かな?(べき?というところがすでに迷いを表してるけど。。笑) ++ 今日の空の色は、ちょっと不思議で、ちょっと記憶のどこかにあるような色をしていた。 夕方の空は、灰色がかったレモン色から薄赤に変わり、さらにラベンダー色を帯びて、墨の色になる。 前にも、こんな色の日はあった気がする。 (途中、おしゃべり系ML投稿文と同一) -
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