Wakako's Diary 道すがら記

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映画「バルトの楽園」/夏期講習第二弾 - 2006年08月04日(金)

映画「バルトの楽園(がくえん)」/夏期講習第2弾/「結婚できない男」
歯医者にて歯科検診、映画、夏期講習講師。そう、昼間他の仕事(ようは学生しなくて良い)なら、毎日塾講師3コマくらいやって生活するのも悪くはないかもしれない、とふと思う。

夏期講習第二弾は、a/anやbe動詞を教えているが、この範囲を教えるのは初めて!で(a,/anは当たり前のものとなった段階の内容ばかり今迄扱って来た)、どうも授業の手応えが曖昧。工夫が必要だ。

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公開最終日、駆け込みで映画「バルトの楽園」を見に行く。
前売り券を買ってあったのだ。
お目当てはドイツの名優、ブルーノ・ガンツ。映画「ヒトラー最後の12日間」でのヒトラーの雰囲気を良く出した演技が記憶に新しい。

が、期待したほどガンツの出番はない(しかし、映画に重みを与えるために、ガンツが出ることは重要だったのだと思われる)。むしろ、元パン職人さんなど、彼の部下たちの方がいきいきと活躍。

この松江さんという収容所長、ほんと暖かい人だったのだなあと、
文部科学省推薦の映画を、不覚にも涙して観ながら、戦時下における人道的配慮に満ちた交流、は素晴しい、と思うと同時に、心の中で突っ込む。
そもそも、戦争は良くありませんよ、という前提が必要ではないか、と。これでは、戦争をしても人道的な交流は保たれるのですよ、と読めないか、と。

もっとも、観客の年齢層は高い人が多そうだったので、戦争の実体験、ならずとも後遺症を知っている世代では、そんな印象を持つ人は少ないと思うが。。

なお、映画か公開されてから、盗作疑惑が持ち上がった。映画制作サイドはオリジナル脚本と主張するのだが、村上政彦氏が自身の「ハンスの林檎」とこの「バルトの楽園」はそっくりだと申し立てたのである。

(参考「ハンスの林檎」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4267017395/503-3664655-1701509?v=glance&n=465392)

映画を観終わったあと、同じビルの中にある本屋を覗いて、両書を手にとってみた。確かに、筋書きがそっくり。なにより、唖然としたのは、
映画のノベライズ本と、村上氏の「ハンスの林檎」が同じ潮出版から刊行されていること。こりゃあ、全くの盗作とは言えなくても、資料とか筋書きを出版社が流したッテコトはあるんじゃないか、と勘ぐってみる。




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