「百水」展@京都国立近代美術館 - 2006年05月07日(日) 雨が良く降った。雨が降るならば、「百水展(フンデルトヴァッサー展)」が相応しいかと、夕方、京都・岡崎まで。1928ー2000を 生きられた現代の作家さんです。 入り口に、いきなりガウディばりの曲線を多用し、カラフルな建物の模型があり(ウィーンに実際にある美術館とか)、度胆を抜かれました。クリムトを産んだウィーンの人だなあと感心。 環境保護運動にも、積極的に関わっておられた方のようで、ゲンコウイッチの活動家兼建築家兼芸術家だったよう。 オリンピックのポスターも、ミュンヘン(1972)、サラエボ(1984)と手掛けておられるようだ。 また、彼の関わった建物が、大阪/舞洲にあると知り、びっくり。 カラフルなゴミ処理場で、ゴミゼロの社会を目指して見学できるように設計してあるという。 はたと思うに、芸術としては面白いし、日本にこんな楽しいゴミ処理場があるのは嬉しい驚きだが、市の財源を圧迫したりしたんじゃないかなあと、、下世話な想像。 しかし(今し方仕入れた知識だが)、もともとゴミ処理場は環境に配慮せねばならないのでコストが高いため、フンデルトヴァッサーが手掛ける建物は、却って安上がりなくらいなのだと言う。ふむ。もっとあのような楽しい建物が増えないだろうか? 日本で言えば、さしづめ、誰になるんだろう?岡本太郎?ちょっと活動範囲が狭い? ほんと、ウィーン尽くしの今年かな。 -
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