映画「ハウルの動く城」 - 2005年01月02日(日) 映画「ハウルの動く城」を観にいった。ネットのニュースで迫力に欠けるハウル,宮崎監督は宮崎神話にあぐらを書いてしまっている,というのを読んだが,その記事どおり,夏頃,予告編を見て期待していたほどではなかった。キムタクや倍賞千恵子が声をやっているからどうなの?とも思う。原作があって脚本を仕立てているためか,メッセージも分かりにくく,また,ストーリーも説明不足だ。たとえば,主人公ソフィーの魔法がなぜ取れたのか,またなぜ時々魔法が解けて若返っていたのか,想像はつくにしてもよく分からず,それに対する言及がない。 さらに,物語が粗いだけでなく,なんとなく画面全体が荒っぽく感じる。色使いといい,背景の処理といい。あたかも,印象派時代のモネが柔らかに丁寧に光を描いていたのに対し,晩年,視力を失ってから,色が調和を超えて派手になり,さらに描かれるものが形を失っていくかのようだ。 声優さんが声を担当し,一部の人が評価していたころ,そしてじわじわと観客を増やしつつあった頃の,「ナウシカ」や「ラピュタ」はたまた「紅の豚」のころのほうが作品のできもよかったし,期待通りの大作だった。 久しぶりに結構歩いたような一日。 -
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