久方ぶりの知人 / 手作りと作業所と通信販売 - 2003年07月11日(金) 昨日、研究室の先輩を街角で見かけた。御挨拶しようかと思ったが、数年ぶりで、挨拶に数分は割く必要を感じ、丁度バイトに自転車をこいで向う途中だった私は、声をかけるのを止めた。 一昨日は、最寄りの駅のそばで大学のクラスメートを見かけた。卒業以来だけれど、あれは本人であろう。勤めを辞めて、大学院に入り直したと聞いたばかりなので、本人だ。こちらは携帯をカチャカチャやっててふと顔をあげる時すれ違ったので、声をかけそびれた。といっても、これ又挨拶にお数分はかかったと思う(在学中も親しかった訳ではないので、認識して貰えるかすら疑問だし)。 こういう、特に親しい訳ではないが、でも知人であり、挨拶したいような、それでも急いでるとためらうような、そういう知り合いにあった時はどうしたらイイノだろう?声がかけられる時間的な余裕がある時に限るべきなのだろうか? 少し考えてしまうわたくしであった。 ++ 今朝、ニュースを観ていたら、障害者達が施設で作っている商品の販路を拡大するため、神戸市、兵庫県、そして神戸市に本社がある大手の通販会社(フェリシモ)が協力し、兵庫県内の300の施設の商品を全国ネットに流し始めたそうだ。ターゲットは、「大量生産の商品に飽きた消費者」。売り上げはどんどん伸びているらしい。 ミソは、自前で通販しようとせず、大手通販会社の既存の顧客層を狙っていること。元来フェリシモは、各国から手作りの雑貨を取り寄せて扱っていた。会員数は全国で50万人。 しかし、「手作りで作れといわれて作った」「ただ工賃が安いから頼まれた」地域の商品と、「一生懸命作った手作り」の商品では、品物の質が違うことをお客は敏感に感じるのだという。 これは、「手作り」「スローライフ」とまでいうと言い過ぎだが、「手作り」がある範疇で受ける限り、国内で「手作り」商品を生産する基盤を開拓することにつながる。 通販の場合、一定量の生産量を確保することが大切だが(だから余計、海外に生産拠点を移転させて来たのだろうが)、300の施設を組み合わせることで、一定量の生産を確保することが可能になったとのこと。 単に、通販会社にとって、生産コストのかからない労働力の発見をしたトイウことであるのであれば、国内における新たな南北問題のような気がしなくもないが、国内には10余万人の施設での労働者がいるとのこと、このパワーをくまなく活用することができれば、相当のことができるのではないか。 あるものをちょっと繋ぎ方を変えるだけで新しいことができる。 興味深い取り組みの今後の発展に期待する。 -
|
| ||||