Wakako's Diary 道すがら記

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「イラクの小さな橋を渡って」 - 2003年03月22日(土)

池澤夏樹氏の「イラクの小さな橋を渡って」読了。この人は、12月にこの書を書き、戦争がはじまることになるとき、それが降りかかる普通の人たちの姿を伝えたかった、と書いている。個人の主観交じりの紀行であるが、本を読み、写真を見る限り、イラクの普通の姿は、隣国のイランと大して違わないのではないか、と思う(数年前、イランを訪れ、個人の手配旅行であったがために、現地の旅行代理店の方のご自宅をも訪ねるチャンスがあった。3都市回ったが、イランは、一度恐喝まがいのお兄ちゃんたちにあった以外は(実害なし)、きわめて穏やかな落ち着いた大国に見えた。今は、首都のテヘラン(数年前で800万都市だった)に地下鉄が走っているという)。嗚呼、はじまっちゃったな、と愕然とし、同時に、本を読み、写真を読む限り、このような普通の生活が成り立たせているインフラもまた、破壊された分は一からやり直しなのだ、と戦争の非生産性を思う。

友人のアイディアでは、国連にでもリングを作り、国家の代表者同士に素手で取っ組み合いでもしてもらい、放映権を売れば、きわめて平和的であるし、商業主義に乗って国連も収入があるし、良いのではないかという。おそらく、オリンピック並の視聴率は期待できるのではないか、と。わたしも戦争がおこるたびにそう思う。国家の代表者同士、あるいは組織の代表者同士が、大平原にでも一列に並んで、素手で取っ組み合いすればよいのだ。それが文化というものではないだろうか。


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