| 2007年01月22日(月) |
新聞は、もう少し正確に書いて欲しい |
日経(H19.1.22)1面の「試される司法」という連載記事に、裁判員に分かりやすくするための様々な工夫をしていることを取り上げていた。
その中で、刑事裁判の裁判官が、「冒頭陳述」という言葉を使わず、「これから検察官に事件のあらましを述べてもらいます」と話すという例を上げていた。
しかし、「冒頭陳述」とは「検察官が立証しようとする事件のあらまし」に過ぎない。
検察官が主張する事件のあらましについて、その後の手続きで、それが事実かどうかを裁判員は判断するのである。
それゆえ、「これから検察官に事件のあらましを述べてもらいます」という言い方は、あたかもそれが事実のように聞こえ、問題である。
おそらく裁判官も、「これから検察官がこれから立証しようとする事件のあらましを述べてもらいます」と言っているのだろう。
新聞はもう少し正確に書いて欲しいと思う。
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