今日の日経を題材に法律問題をコメント

2006年12月28日(木) 東大教授が懲戒解雇

 日経(H18.12.28)社会面で、論文の不正で東大教授が懲戒解雇になったと報じていた。


 大学側は、「論文の捏造は確認できなかったが、信憑性や再現性が認められなかった」としている。


 しかし、懲戒解雇とは思い切った処分であり、訴訟になれば認められるかどうか分からないと思う。


 確かに、信憑性のない実験結果を論文にして発表することは、研究者としてあるまじき行為である。


 しかし、この教授は、直接は実験していないようであり、論文の署名はこの教授であっても自ら不適切な論文を書いたわけではない。


 もちろん、その場合でも指導責任は否定できないが、指導責任と懲戒解雇とのバランスが適切かどうかが問題となり、争いになる可能性はあると思う。

 
 ただ、研究者としてはあまり同情すべき余地はない。


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