| 2006年04月11日(火) |
蛇の目ミシンの元社長らには同情するが |
日経(H18.4.11)社会面に、蛇の目ミシンの株主代表訴訟で、最高裁が、1、2審の判断を覆し、蛇の目ミシン元社長らに賠償責任を認めたと報じていた。
記事によれば、仕手集団の代表が、暴力団に株式を譲渡したとして会社に対し買い戻し資金の提供を求め、暴力団が株主となることを恐れ、会社社長らが巨額の融資をしたというものである。
1,2審は、融資は、暴力団が株主となることを恐れてやむを得ず行ったものであり、会社社長らに過失はないとして責任を否定していた。
確かに、このような局面に陥った会社経営陣には同情する。
しかし、この場合に取締役に責任がないとすると、脅迫によって融資を求められ、それに屈して融資をして会社に損害を与えても取締役は免責されることになる。
これでは、違法行為に歯止めがなくなり、暴力団の跋扈を許すことになりかねない。
最高裁は、1,2審の判断を覆したわけであるが、その結論正当であると思う。
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