| 2005年11月29日(火) |
アスベスト被害の立証は難しい |
日経(H17.11.29)社会面に、アスベスト訴訟で和解という小さな記事が載っていた。
記事のよれば、原告の請求額は約8700万円であったが、和解額は700万円であり、請求額の10%にも満たない。
このような低い和解金額になったのは、アスベストの粉塵と肺がんとの因果関係の立証が非常に難しく、判決となると、原告敗訴が必至だったからであろう。
この種の裁判では、被害者は、いつも因果関係立証の壁が立ちはだかっている。
そのため、和解というのは現実的解決であり、やむを得ないと思う。
ところで、先日、中古ビルの売買契約書をチェックしたところ、特約で、「売主はアスベストの有無については確認しておらず、アスベストによる被害が生じたとしても売主は一切の責任を負わない」という条項が入っていた。
アスベストに関し、相当注意を払うようになっているようである。
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