今日の日経を題材に法律問題をコメント

2005年08月24日(水) アルバイトのブログでの発言で、会社が謝罪

 日経でなく、ヤフーニュース(H17.8.24)で、コミックマーケットに出店していたホットドックチェーンのアルバイトが、自分のブログでコミックマーケットの様子を「きもい」などと表現したことについて、ホットドック会社がホームページで「きわめて遺憾である」と謝罪したと報じていた。


 そのプログでは、写真付きで、「大量オタ。これほんの一部ですからね。これがぶぁぁぁぁあっているの。恐い!きもい!」と書いていたそうである。


 アルバイトを雇っていたのは、ホットドック会社のチェーン店であり、直接の雇用関係はないようである。

 しかも、そのアルバイトの個人的なブログでの発言である。

 したがって、この場合、ホットドック会社に使用者責任(民法715条)は生じないであろう。


 むしろ、その発言をしたアルバイトは、雇われていた会社から懲戒処分を受ける可能性がある(就業規則の規定の仕方にもよるが)。


 ブログは非常に気軽に発言することできるが、それを読んでいるのは友人たちだけではない。

 発言内容いかんでは、思わぬ責任を負うことがあるから、発言には注意すべきであろう。


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