日経(H17.6.6付)19面に、ニッポン放送の社外取締役を務めていた久保利英明弁護士が、ライブドアのニッポン放送買収事件についてコメントをしていた。
そのコメントによれば、ニッポン放送には19人の取締役がいたが、そのうち社外取締役は4人に過ぎず、仮に、社外取締役が過半数いたら、新株予約権を発行するという会社の判断を裁判所は尊重したかも知れないというものであった。
しかし、企業価値は株主の判断に委ねるべきであるという裁判所の考え方からすれば、社外取締役が過半数いても結論は変わらないと思う。
先のコメントは、なんだか負け惜しみのような印象を受けた。
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