* 世界一ついてない日常
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2005年02月12日(土) 神様、みにくいところを見にいく

よりにもよって神様と“ミニスカしゃぶしゃぶ”に来るとは、
罰当たりもいいところである。

だが、留学というからには、いい所もわるい所も知った上で、
それを論議のテーブルに載せる。それが相互理解の、

『何してる、入るぞ』

ちょっとくらいかっこつけさせろよ!

「いらっしゃいませ〜♪」
「いらっしゃいませ〜♪二名様ご来店〜☆」

『なんだ、この娘は。妻の知り合いか。』

いいから座る!

それでな、こういう場所に来るモテない男はだな、
しゃぶしゃぶをやりながら、
お姉さんのミニスカがまくれないか、戦々恐々としているのだ。

『なぜ自分でまくらない?』

まくったら犯罪なの!

『アダムとイブは裸だったぞ』

それとこれは別なの!

『これはなかなかうまいぞ』

ならあんたが払ってくれな。
とにかくこれが、人間の男の悲しい姿なんだ。わかったか。

『人間の悲哀か。』

そう、まくりたいのにまくれないんだ。

『自分でそれを穿いてまくるのはどうだ。』

何が楽しいんだよ。
というより、そっちの方が問題がある気がするけど。

「ありがとうございました〜♪」
「またおこしくださいませ〜♪」

『さっぱりよくわからんが、
 人間には、まくってはいけない運命があるのだな』

そう。
いやちょっと違うけど、そんなとこだ。

次は人間の進化を見せるべく、品川に向かう。

          〈続〉


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