ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

エレガンス - 2005年08月10日(水)

YOSHII LOVINSON公式の今回のコラムは、「グラム」なお話だった。
LOVINSONツアー前半で着用していたのは、Dior Hommeだったのだそうだ。
Dior Homme今期のテーマである「グラムクチュール」は、
YOSHII曰く70年代初期のローリングストーンズ
やジミヘン、ニューヨークドールズダーティーなロックンロールを
奏でる野獣達が身にまとっていたグラムをイメージするのだという。
来年あたりイギリスかアメリカから新しい世代のダーティー
グラムロックバンドが出てきそうな予感がしているんだとか。
『自分も来年は再びグラムな感じをやってみようかな。』
『オッサンのグラムは難しい』『ギンギラギンでノーメークでグラムを
感じさせられたら、それはそれで凄いけど、、。』等と言っている。
YOSHIIが今の歳でグラム?
グラムというのは、グラマラス(魅惑的な)から来ているんだよね。
私はグラムと言ったら、派手な衣装にケバイ化粧、ちょっとワルっぽくて
粋がってて、そういうイメージだけれど、YOSHIIがノーメークで
ちょっと妖しげな格好をしてYOSHIIがやりたい今の音楽を遣ったら、
かなり面白い事になると思う。
「オッサンのグラム」是非、演って下さい!。
コラムの最後に書かれていたのは、
『まだまだ暑い日が続きますが、縁側でうちわでカルピスなエレガンスな
心を忘れずに乗り切りましょうや、、。』だった。
「グラム」に「エレガンス」とは、一見相反する言葉のようだが、
私はこの『縁側でうちわでカルピスなエレガンスな
心を忘れずに』というのは、実に吉井らしいと思った。
吉井という人は、年齢を重ねる毎にエレガンス(優雅、優美、上品)の域を
深めていると思う。
何も高級な衣装や装飾品で身を飾っているという事じゃない。
自分自身を見つめ自分の個性を最大限に生かして、自分も他者をも大切に
出来る余裕や寛容さ、謙虚さを持っている事、精神的に成熟した大人の美しさが
エレガンスだと私は思う。
THE YELLOW MONKEYやYOSHII LOVINSONの音楽が好きなら
YOSHIIのいう「エレガンス」の意味をもう一度各自考えてみたいと思う。

ただでさえ暑くて気持ちが荒みそうになるけれど、
私はかき氷にカルピスをかけてエレガンスを味わいたい。






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