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愛はあり余っている - 2003年09月11日(木) YOSHII LOVINSONデビュー曲「TALI」全曲をやっと聴く事が出来た。 先月の先行試聴会では前半部分しか聴けなかったから、 早くフルで聴きたいと願っていた。 けれど、後半部分がああだったとは!?正直驚いて仕舞った。 THE YELLOW MONKEYの吉井和哉が作った曲は、ラブソングが非常に 多かったけれども、それらは男と女の愛を歌っているように見えて実は、 バンドのメンバー間の深い信頼と愛情だったり、 バンドとファンとの関係だったり、時にはもっと大きく人間と人間の繋がり、 慈愛や希望や、そういう大きな愛について歌っていたのだと私は思う。 私は、THE YELLOW MONKEYの楽曲の中で特に、 ぎりぎりまで抑え堪えて来た内面の熱いモノが 一気に殻を破って奔出するその激情の凄まじさを感じさせてくれる曲が好きだ。 それらに比べると、この『TALI』の歌詞は、とても個人的な領域に見える。 スケールが小さいような気がして仕舞ったのだ。吉井和哉の事だからきっと 何かもっと違った深い意味が隠されているのかも知れないけれど、 ぱっと見では、吉井個人のパーソナルな歌に捉えられかねない。 それは勿体無い&危険な事なのじゃないかなあ。 『・・・失敗・・・失敗・・・失敗』『一寸先は闇』・・・何とも救いの無い事を。 苦しみ藻掻きつつも懸命に未来を探ろうとしていた「バラ色の日々」や「PEARL」の世界が 開き直って「TALI」に行って仕舞ったみたいだ。 THE YELLOW MONKEYを休止させて、吉井和哉=YOSHI LOVINSON!?が 2年8か月も掛けて 遣りたかった事がこの曲なのか? まだ歌詞カードもみていないから、私の聴き録った歌詞の意味は違うかもしれない。 「TALI」の意味を探って騒然としていたファンを面白がっていたように、今度は 「TALI」の歌詞で喧々諤々ヤっているファン達を「してやったり。」と ほくそ笑んでいるかも知れないね。所詮吉井和哉の虜だもの、仕方がないけれど 思うように操られているようで口惜しくもある。 弾き語りだという「スティルアライヴ」も気に為るし、 凝って作っているらしい「TALI」のPVも非常に待ち遠しい。
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