2007年01月23日(火) |
FMじょんぱ、放送休止 |
(1/22河北夕刊)
仙台市宮城野区のコミュニティーFM放送局「仙台市民放送」(愛称・FMじょんぱ、小野寺健代表)が22日までに、放送電波の送信を停止した。資金繰りの悪化から、本年度内に閉局の可能性もある。資金援助企業や買収先が決まらなければ、2月に臨時の株主総会を開き、閉局を正式に決定する。閉局すれば、地域FM局で全国6例目、東北にある23局では初めて。 放送資機材のリース費用、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの放送権料などの負担がかさみ、経営を圧迫。さらに撤去を求められていたアンテナの移転先が決まらなかったり、市民放送が入る建物が競売にかけられたりしたことも重なり、昨年11月の取締役会で閉局の方針を確認していた。 市民放送は宮城野区の住民や商工業者らを中心に、1999年9月に県内5番目の地域FM局として開局した。資本金2225万円で、周波数78.8メガヘルツ、出力20ワット。宮城野区など市東部をカバーし、エリア人口は約30万人。 地域に密着した情報の提供を掲げ、商店街のお買い得情報や住民が企画する番組、災害情報などを発信。2005年からは楽天イーグルスの主催試合の中継も手掛けていた。 東北総合通信局は19日、「番組が地域に密着した情報を流していない」として、市民放送に対し電波法上の行政指導を行った。市民放送は、同日午後7時から3月末まで放送を停止する電波休止届を提出した。 小野寺代表は「番組製作ができない状態が続いていたので、けりをつけたいと考えた。地域密着の放送の難しさを痛感している」と話した。
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いや、代表が昔の知り合いなもので、ねぇ・・・。
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