2005年10月04日(火) |
三重県でフェンシング試合中に死亡事故(10/2) |
10月2日午後0時20分ごろ、三重県立津東高校(津市)の武道場で、フェンシングの試合をしていた同市渋見町、県フェンシング協会理事長上谷幸人さん(55)の左脇の下に、対戦相手の男子高校生の剣が刺さった。 上谷さんは病院に運ばれたが、出血性ショックで死亡した。防具の袖口から剣が入り込んだらしい。傷は深さ約15センチで、肺に達していた。 津署の調べでは、上谷さんは対戦中、突然タイムをかけて座り込み、仰向けに倒れたという。剣は長さ1メートル04、直径0・7センチで、剣先は安全のために平らになっている。試合前に審判が双方の剣や防具を確認したが、異常はなかった。 上谷さんは、三重スポーツフェスティバルのフェンシング競技のフルーレに出場中だった。フルーレは相手の胴体だけを攻撃する競技。上谷さんは全身を覆うユニホームの下に利き腕の左腕と肩、胸を守る防具をつけていたが、左腕を伸ばした際に、相手の剣が入ったらしい。 上谷さんはフェンシング歴約40年で、1975年の三重国体の成年男子エペで優勝した。この日は競技委員長をしながら試合に出場していた。
記事:読売新聞
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なんだかねぇ。 フェンシングの死亡事故、失明事故の話は、20年以上フェンシングをやってきて、3件ほど話で聞いたことがあるが、いずれも被害を受けた人に過失(防具(=ユニフォーム)を正しく着用していなかった)があったということだろうけど、今回の事故は・・・記事を読む限り、(まがりなりにも)試合だったので、ちゃんと試合前にユニフォームの着用とかについて主審がチェックし、正しく着用されていない場合は警告が与えられるということがあるわけで。 よっぽどユニフォーム、もしくはグローブが古かったとかかな?
とりあえず、上谷さんに鶴。そして、高校生の前途が正しく進むことを願うのみ。
*コメントは、こちら(フェンシングつれづれ)まで。
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