2009年05月10日(日) |
清志郎は死ねないの巻 |
先日亡くなったRCサクセションの忌野清志郎氏のニュースが ここ1週間、メディアを賑わせているように見える。
他にも様々なニュースが山ほど流されてはいるのだが、 少なくとも私は、忌野清志郎氏に関連した話題がどうにも気になって仕方がない。
昔、私が一番最初に聞いた「キヨシロー!」という黄色い声は 同級生からのものでもなく、当時のバンド仲間からのものでもなく、 食い入るようにテレビを観ていた母親からのそれであった。
それ以前、ピアノの前でクラシック漬けの日々を送っていた私に ビートルズを聴かせたのも、この母親である。
私はどちらかと言うと器用貧乏で、それは性格にも表れているのだろう。 ロックも好きだけれどクラシックも好きで、ジャズやJ-POPも好き。 どれか一つに熱中したことがないので、特に詳しかったこともない。
RCサクセションというバンドや忌野清志郎という人物も、 「好き」ではあるが、アルバムを買い集めたわけでもなく、 来る日も来る日も忌野清志郎漬けになっていたわけでもない。
ただ「雨上がりの夜空に」は、いつどんな時でも好きだった。 学生の頃組んでいたコピーバンドでは最後に必ず演奏していた曲であり、 今このトシになっても、聴けばすぐ踊る気になれる曲の一つである。
昨日は彼のロック葬に4万人超の人々が集まったとテレビのニュースが伝えている。 が、果たして彼は死んだのであろうか。 私にはよく分からないのである。 テレビを観ていたらある日、ひょっこりと出てきて「愛し合ってるか〜〜い!」と 歌い始めそうな気がするのである。
何年か先、私は間違いなく、どこかのバーのカウンターで深夜、 テキーラバックを呑みながら「キヨシローって死んだんだっけ?そぉだっけ?」と のたまうであろう。
そのたびに、清志郎は生き返らされるのである。
*mixi(ID:2039121)同掲
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