ちょうちょうの気持ち
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2014年12月24日(水) |
そろそろ書いてもイイかしらw |
北海道で牧場やってた15年余。 私にとってはあんまりイイ15年じゃなかった気がする。 もちろん、家族も増えたし、大切な人たちとも知り合えたし なによりあの土地で酪農家としてなんとか頑張って行こうと そんな気持ちで生きてはいたけど 今の私の生活と比べたらなんと不健康なことよw なんていうか、持病もあったけど、やっぱり負のオーラを 常に浴びていると人間不健康になるよね。 それを跳ね返せるほど強くなかったし。
私のあの町での評価っていうのはとりあえず 「働かない女」だった。 もう、病気とか関係なく働かないのは罪なんだね。 しかも働かないくせに町の行事に楽しそうな顔して 出ていたりしたらあーやっぱ仮病じゃん的な空気に なるらしく。 風邪みたいに時間がたてば治るものじゃないし 怪我みたいに包帯巻いてるわけでもないし 動けないほど体調悪くてつらいときに農協の人が来て 「そんな怠けていたらダンナが死んじゃうぞ」 って言われたり、私が牛舎で仕事しているかどうか 朝早くに農協の偉い人がパジャマで見に来たり それだけ心配して下さっていたのだと思いますけど 私の身体を心配してくれていたんじゃなくて ちゃんと働かなくて牧場が回らなかったら 役場や農協だって補助金出している以上困るから ってのもあるでしょ。
ていうか、私だってけっこう頑張っていましたよ。 具合悪くて牛舎を休んだ日なんて年間何日だよww 牧草の時期は朝早くから夜遅くまで働きましたが それはあたりまえであたりまえから外れることが 大罪なんですねぇ。
私のことをよく思っていない人達の多くは 私とそんなに話したり付き合ったりしたことなくて そういう私に対する「評価」で最初から私のこと 対等に付き合う価値のない者として見ているなって もうそんな拒否オーラがばしばし出ていた。 そしてほんとに応えたのは、同じ新規就農の先輩で ナースの資格も持ってる人から 私が甲状腺のオペのために入院するときに 「ダンナさん可哀想にね」って言われたこと。 私自身のオペの不安とか、でも、成功して少しでも 体調が良くなれば子供も産めるし仕事ももっと 思うように出来るんじゃないかとか そういう気持ち、ナースの彼女ならわかってくれる んじゃないかなぁってひそかに思っていたんだけど。 そもそも、オペが必要なほど重症だったわけじゃないですか私。 なのにそんなときまで私が悪いんだなぁ〜 この町の人みんな私のことクズだと思っているんだなぁ〜
って
思った。
っていうこの話を今の同僚にしたら 「えええっ??? やだ、涙出て来ちゃった」 ってホントに涙流して悔しがってくれて ちょっとだけホッとした。 そしてこの人のこと大事にしようって思った。
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