ちょうちょうの気持ち
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朝、母から電話が来た。 父方の祖母の妹・・・だから、わたしにとっては大叔母になるんでしょうかね、 その方が亡くなられたと。 92才だったそうです。しかもずっとハッキリしておられて。 ちょっと悲しいことがあって、そのショックから具合が悪くなったというの ですが、基本的には老衰であるということ。 悲しい思いを抱いて亡くなられたのは気の毒だけど、ずっとしっかりしていて 長く寝付くこともなく静かに息を引き取られたのは今時かなりしあわせなこと ではないかしらとも思われ。
H代おばさまは祖母と同じく茶道の師範をしてらして、祖母とは同じ流派だった かどうか定かでないけど、多分違ったような気もする。H代おばさまの社中の 御茶会などにも幼少の頃に祖母に何度か連れられて行ったことがあったのですが、 なんといっても忘れられないのは小学2年生のときの正月の初釜。 春光町のおばの家までは祖母と一緒にバスで行ったらしい。帰りもバスだったので。それで、懐石のときにお酒を勧められて、いい気になって日本酒とビールを 飲んで(たぶんポン酒けっこういったのではないかと。といっても子供ですから ・・・)へろんへろんになって、バス停で「酔っぱらった〜〜」と大層いい気分 でぐるぐるまわる世界の中心にいたところまでは覚えております・・・が。 その後どうやって祖母の家に辿り付いたものやら??? 足の悪い祖母に背負われたとしたらかなりお気の毒なことであったなあと ・・・・・
最後にお会いしたのは多分、中川に移住したばかりの頃で、母が化粧品を 届けに行った時に一緒にいて、不要になったという電気オーブンいただいて、 その後何年かたいへん重宝して、その後、オットの妹に貰われていきました。 今もあるかどうかは不明です。
わたしにとっては祖母の思い出話の中に出てくるちょっとちゃっかりした妹 だった、ごくたまに会うオシャレなおばあさまでした。 通夜には弟が出てくれるというので、お香典頼んじゃいました。 つい最近まで現役の師範だったらしいから御弟子さんとかいっぱい来たので しょうね。
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