ちょうちょうの気持ち
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きのう、やっとこの夏の一大イベントが終わりました。 ちば音楽コンクールの1次予選。 例によってまた、えらく早く着いてしまいました。 ふつうに行けば1時間程度で着くんだけど、夏休みだし 渋滞しているかも!?と思うと気が気じゃないのだ。 まあ、遅刻よりはいいけれど、今回はなんと!ハナの足台を 忘れてしまって、高速に乗ってから気付いて、先生に電話 したけどもう出発されたあと・・・どうせペダルを踏むべき 箇所で忘れることが多いし会場でペダルの無い足台なら 借りられる、と思いつつ、ちょっと幸先悪いなあ〜と。 実は、朝、メグが5時に起きてきてピアノを弾いて「お♪ さすがに今日は気になるか」と思っていたら、さっぱり指が 動かず、まあ、寝起きだから当然と言えば当然なんだけど、 みるみる機嫌が悪くなり、その後オットがグランドピアノの ホールへ連れて行ったけれども、しばらくしてますます不機嫌に なって帰ってきた。その間、ハナは家のピアノで調子よく 弾いてご機嫌だったんだけど、メグの機嫌の悪いことをハナが 面白がってからかうものだからメグがぶっちぎれて大喧嘩!! 本人も収拾がつかなくなったようで、もう行かないっっと 泣き叫ぶのを最後は怒鳴り付けて無理矢理車に乗せました。 殺し文句は「エントリーするのにいくら払ったと思ってるの!」 です。子どもといえども金の話には弱いのね・・・・
もちろん会場には一番乗り♪やるきまんまん? なにしろ初めてのコンクールで、先生からレベルが高いと聞いて いたので、一体、北海道の片田舎ではそこそこ弾けていた、という 程度の子供たちが通用するのか、千葉の中でもおそらくは 都市部のレベルと、安房郡のレベルは多少違うのではないか、 だとしたらどれくらい?子どもたちのピアノはその中でどうなんだ ろうかと、気になるところ。 コンクール自体は、控室も無いし、最初に5人、舞台袖に入ったら あとは1人ステージに出る毎に次の子が勝手に行く、というアバウト さで、そうそう、入場料もタダだし、観客少ないし、驚いたことに 平服の子が結構いました。ちょっとこぎれいな普段着の子、全く 普通に着古したポロシャツに短パンで、おやじみたいな子(この子 予選通過してました・・・)まで居て毎コンとはかなり違います。 まあ、毎コンでも、ジーンズの子が最優秀とった、という伝説が あるらしいので、やはり実力の世界なんでしょうが、それでいいの か、って気もしないでもない。1次予選だから、なのかなぁ。 ありがたかったのは、出場者全員が、部門終了毎に審査員の先生から ワンポイントアドヴァイスをいただけること。これにも驚いたんだけど 一つの部門が終わると、先生方がロビーにお出ましで、子供たちは 番号順に振り分けられた先生の前に並んで、お話を聞くのです。 毎コンは小さい子のみ、郵送でアドヴァイスがもらえたけど、 そんなもんじゃなくてとても丁寧なアドヴァイスをいただけました。
というわけで、本番です。 ハナはA部門の7番目。 けっこう上がらないはずのハナが、舞台袖に行く頃にはかなり不安げで 普通に楽しく弾いておいで、と送り出してから会場に戻ると、みんな 椅子が近くて、ハナに椅子の位置を確認するよう念を押し忘れたけど 舞いあがって近いまま弾いたらどうしようかと心配になる。 そうこうしているうちにハナの番。なんと、緊張しているのか表情が 暗い・・・つか、伏目がちに来てお辞儀。足台は先生が持ってきて 下さっていたので貸していただけました。(すみません) 椅子も下げているしああ、良かったよかった。 で、メヌエットは練習どおり弾けたと思う。進歩はちょっとどたばた したうえに弾きなおししてしまった。ペダルはちゃんと踏めました。 さすがに本人もこりゃだめだと思ったらしく、ますます浮かないかおで お辞儀して引っ込んだ。 すぐに戻ってきて一緒に次の子の演奏を聞く。ハナの同級生で、すごく 上手だとハナから聞いていたんだけど、他の子とは全然違う!ハナが 「ケーキの上のクリームみたい・・・・・・」とつぶやくので「?」と 思ったら「なめらか、すごい、音がなめらかだ」と感動していた。 ハナでも感じるところがあったんだろうな、良い目標が出来たと思い たい。 1分アドヴァイス(というなまえだったような)では「もっとにっこり してから弾くと、演奏にも余裕が出るわよ」ということと、"進歩"の最初 、右手と左手がずれていた、というのを指摘されました。 こりはもう、致命的。 でも、よく歌っていたと言ってもらえたし、私もそう思った。
ハナたちの演奏中、いびきをかいて周りの人々の大顰蹙をかってしまった メグ、B部門の2番目です。 相変わらずヘンな歩き方でよろよろっと入ってきてゆら〜っとお辞儀して (なんかやる気なさそう・・・・)今年はちゃんと椅子の位置もよく確認 して、まずツェルニー。これはなんとかソツなく弾き終わりました。 さて、バッハ。うーーん、イイ、イイ♪と思ったら終盤でやっちゃった。 これもちょっとミスタッチ程度ではないのでだめでしょう、というわけで 本人もどんより。アドヴァイスでは、ツェルニーは最初ののぼっていく ところ、ただ楽譜通りに弾くのではなく、自分の気持ちも一緒に向かって いくように弾きましょうって。えーー、そんなのもわかっちゃうんですね! 「いつもはもっと良く弾けるのかな?」と聞かれて、 メグ「気分の良いときは弾けます」 「あら〜、じゃあ、今日は気分が悪かったのかしら?」 「はい、朝、妹と大喧嘩してしまったので、気分が悪かった・・・」 「まあー、そんなときは演奏に影響するわね、先生もそういう経験がある けど、大切な日は出来るだけ人と会わないようにしたり、気持ちを整えて おかないと」 「・・・・ハイ」 というわけで、バッハの細かいアクセントのことやリズムのことなども アドヴァイスしていただきました。メグの先生は楽譜を見て(先生の書き こみを確認するらしい)いろいろ話してくださったのですが我々じつは 手ぶらで、前の子が話を聞いているときにあわくって取りに行きました・・・
それにしてもバッハの解釈はさまざまで、みんな弾き方が違いました。 といっても、旋律がよく流れていること、左手が美しくうたっていること などなど上手な子の演奏は違います。 そんな中で、うちの子ども達の演奏は音楽的にはかなり良かったのでは ないかと、ほとんど親の欲目だけど、思いました。バッハはかなり良かった と思う。この弾き方はまあ、どの子も先生によるところが大きいのだと 思うけど、2人ともよく歌ってましたねぇ。よく教えていただいている、 ということでしょう。ありがとうございます。 とにもかくにも、千葉県デビューとなったわけですが、とってもたちうち 出来ないというレベルではないなとは思いました。 でも、コンクールの場でノーミスで弾くというのも実力のうちだから、 今回はまあ仕方ないかーって感じですかね。
さて、結果発表は一応翌日の千葉日報誌上と、ハガキによる通知のみって ことで、当日はわかりません・・・千葉日報はコンビニでは扱っていない というので、仕事の帰りにでも買ってこようと思っていたら、早朝、オット が駅まで買いに行きました。だーめだだめだと言いながら、期待していた のかしらんねぇ(・∀・)道が空いていたのか意外にも早く戻ってきて 「見たけど載ってないぞ」って。舐めるように探してやっとほんの片隅に 小さく載っているのをみつけました。なんとメグが予選通過しているでは ありませんか!!びつくり。そこそこ弾いた子が4人、ミスったけどまあ 上手かった子が2人いたので無理と思っていたんだけど。とりあえず17人 中5名の中に入ることが出来ました。 めぐをたたき起こして教え、つぎにハナ、自分が落ちたことを知って、号泣。 その悔しさと友達のクリームみたいな演奏をバネにがんばってくれい。
そしてメグ、最高に良い気分でレッスンに行ったら、先生が花束と小さな プレゼントを2人に下さいました。それなのに、メグはあくびばっかり。 今日は沢山練習するぞ♪と、朝は言っていたくせに午後からかにたのおば さんたちと海水浴に行っちゃったんだって・・・・・・
2次予選は1週間後。明後日には札幌のお友達が来ます。さて・・・
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