ちょうちょうの気持ち
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2002年03月31日(日) もっと恐しいもの。

山形の明倫中マット殺人事件が民事で覆った。
この事件ほど判決のころころと変わる事件が他にある
だろうか。
裁判前には被告全員が自分の関与を認めていたのに、
家裁では全員が無罪を主張している。
そして、刑事裁判では有罪となった子どもたちまでが
3月19日の山形地裁における民事裁判では”シロ”に
なってしまった。

加害者の少年達はもう、21〜23才になっているはず。
人を1人殺しておいて、何の良心の呵責も感じていない
のだろうか。悪夢にうなされる夜など1度もなかったの
だろうか。
彼らの親は、人殺しの我が子をどう思っているのだろう?
死んでしまった他人の子より、生きている我が子(人殺し)
の未来のほうがずっとずっと大切だと、そして、罪を
「最初からなかったこと」にすることが、我が子のために
なると、微塵の疑いもなく思っているんだろうか。


もしも、心に一点の曇りもなく、己の無罪を信じて主張
しているのだとしたら、私にはそのほうが恐ろしい。


昨日見たお化けのテレビより、ずっとずっと恐い。





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