ちょうちょうの気持ち
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山形の明倫中マット殺人事件が民事で覆った。 この事件ほど判決のころころと変わる事件が他にある だろうか。 裁判前には被告全員が自分の関与を認めていたのに、 家裁では全員が無罪を主張している。 そして、刑事裁判では有罪となった子どもたちまでが 3月19日の山形地裁における民事裁判では”シロ”に なってしまった。
加害者の少年達はもう、21〜23才になっているはず。 人を1人殺しておいて、何の良心の呵責も感じていない のだろうか。悪夢にうなされる夜など1度もなかったの だろうか。 彼らの親は、人殺しの我が子をどう思っているのだろう? 死んでしまった他人の子より、生きている我が子(人殺し) の未来のほうがずっとずっと大切だと、そして、罪を 「最初からなかったこと」にすることが、我が子のために なると、微塵の疑いもなく思っているんだろうか。
もしも、心に一点の曇りもなく、己の無罪を信じて主張 しているのだとしたら、私にはそのほうが恐ろしい。
昨日見たお化けのテレビより、ずっとずっと恐い。
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