山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2012年03月27日(火) 「好太王碑の謎」読了、治療の注射してきた

血液検査で腫瘍を示す数値が上がってきたため、治療のための注射を再開した。
一週間に一回を四回するうちの、今日はその三回目であった。
この「ベルケイド」という薬、やたら高額なので、治療費はクレジット・カード払いにしている。
最近では大きな病院ではカードが使えるようになって少し便利になった。
支払いやクスリなどの手続きは妻がやってくれるのだが、聞くところによると、一万円以下はカードが使えない。
薬局では金額によらずカード払いができない。
こういうのは我らの希望や都合にかかわらず、一方的に彼らの問題なので、なんとかカードが使えるよう改善してもらいたいものだ。


 韓国歴史ドラマ「近肖古王(クンチョゴワン)」がBSで放送され、朝鮮半島の歴史を知らな過ぎることに今さら気がついた。そこで神話といわれる古朝鮮の時代から知りたいと思ったわけである。そのうちに、随分古い時代にもしかしたら当時の日本について書かれているかもしれない石碑が存在するということを知った。

 3〜4世紀の朝鮮半島は高句麗・新羅・百済の三国体制となっていた。5世紀になって高句麗が台頭してくると、時の高句麗王・長寿王(韓国歴史ドラマ「太王四神記」でヨン様が演じた王様)は414年に父である広開土王(好太王)の功績をたたえるための碑を建立した。それが「広開土王碑(好太王碑)」である。

 その碑は長い間忘れられていたが、明治の日中戦争にからみ、南満洲を調査した軍人が碑文の一部を持ち帰る。そのため、その碑文の中にある「倭」の文字が日本を指しているのか、また「任那日本府」が存在したのかなどの議論がはじまったそうだ。

 本書の論旨は一貫して碑文の改ざん説に貫かれているようだ。拓本などの写真資料を豊富に並べて解説するなど、説得力があるように思えた。日本の軍部が世論を誘導するために都合のいいように石灰やセメントを塗って改ざんしたということは充分にあり得ることのように思えた(かつて倭国が半島を支配していたことがあったかのような)。もしその間違った認識のもとで日本と朝鮮半島の歴史が今でも語られているのだとしたら、ぜひ改める必要がある。ところが碑の存在する輯安は中朝国境の鴨緑江右岸の中国側で国境に近いため、国防上立ち入りが制限されてされているらしい。

 今後再調査して本当に陸軍参謀本部が改ざんに手を貸したのか、そうであれば正しい碑文はどうなのか。日朝間の歴史は書き直さなければならないのか。正しい歴史認識のために正しい調査が求められる。

 本書は大部の写真資料・文字の判読などに傾注しており、一般の読み物としては大変読みづらく精読できなかったのが残念である。


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