2005年04月11日(月) |
ポゴレリッチ〜〜〜〜!! |
合唱指揮者の関屋晋さんが亡くなったのですね・・・。ご冥福をお祈りいたします。
さて、ポゴレリッチのコンサートに行ってきました。 すごい。泣いてしまった。 2年ほど前にも彼のソロコンサートは聴きに行き、その独特の世界観にビックリしたものだけど、今回はそれ以上に、響きの美しさ、ハーモニー感に、ただただ屈服・・・。 音楽の真髄というか。 いわゆる「お手本」からは程遠いけれど、彼の魂に一番近い、そんな音楽。 耳を澄ませて、和声の移り変わりを味わい、ピアノの響きをいつくしみ・・・。 多彩なタッチ、強靭なテクニック、いや、もうそんなことはどうでもよく とにかく、音楽の神様が降りてきてました。
しかし!!前半、ずーーーーっと、どこかから、なにか電子機器のピッピッピって言う音が、鳴り続けていまして。 もう、誰!!! 自分が出していた音とは気がついていなかったのか、またはホールの音響関係で問題があったのか・・・とにかく、耳障りもいいところ。 集中力が必要なポゴレリッチの演奏だからこそ、イライラも募る募る。 あんなピッピッピッピ言ってる状態で、よく集中して弾けるものだ。もう、それだけで尊敬だわ。 全く、それさえなければ・・・。まあ、そのおかげか、後半、静かになってからの演奏、かえって素晴らしかったけれど。
しかし、ラフマニはズルイ。あれは、泣くだろ。あれは。
なんだか、髪も短くなって、カッコよいポゴレリッチでした。 私のピアノの先生であるトーマスは、ポゴレリッチのこと大好きなんだよねー。 もう2年半、彼の下で学んでいると、彼の目指す音楽というものが、ポゴレリッチを通じて見えてくるのだから面白い。 なるほど、こういうタッチね〜、と、実感しておりました。
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