2005年01月30日(日) |
今日は長文。生活振り返り反省日。 |
ある友人が日記をブログで書いている、というので、早速読ませてもらった。 2,3ヶ月前に、パリへ渡ってきたばかりの、やはり音楽留学生。 なんだかね。ちょっぴり、嫉妬してしまいましたよ。 ヨーロッパに来て、最初に2,3ヶ月なんて、激動の日々。激動なだけに、刺激もあれば、考えることも多く、毎日が非常に充実している模様。
まあ、私だって、充実してないわけじゃないんだけど・・・なんて思って、ふと、昔の日記を読み返してみたんですわ。 このサイトで読めるのは2002年6月からの日記しかないけど、公開していない昔の手書きの日記とかね。
あらら、ワタクシ。毎日、出歩いております。 午前は語学学校に行き、午後は、食事しに行き、コンサートに行き、映画を見に行き・・・オイオイ、いつ練習しとんじゃい、私。と突っ込みたくなるほど。 受験前だというのに、あの遊びっぷりは、なんだったのでしょう。 体力だけは、あったということか。あれだけ遊んでも、練習できたということか。今の私は、歳をとったということかー!!!
いやいや、出歩こうと思えば、出来るんですよね、きっと。 でも、ね。 優先順位の問題なんですよ。 あの頃は、ドイツに来たばかりで、街を知りたい、言葉を知りたい、文化を知りたい、友達を作りたい、そういう方向に興味が向いていたわけだ。 受験があったにしろ、まずは、この国に慣れなくては、と、必死だったような気がする。
今の私は、とりあえず、とにかく、ピアノなんですよ。 午前中寝過ごしてしまったら、夜のコンサートは諦める、とか コンサートがある日は、お昼に買い物に出ない、とか そうやって、練習時間を、一日最低6時間は「しっかり」確保するのが、第一なんです。ま、確保しても、集中力が続かず弾けなかったりすることもあるのですが。 うちは、1時から3時がお昼寝時間で音を出してはいけないので、その間に買い物に行ったりするわけですが、それも、こう寒かったり吹雪いていたりすると体力消耗が激しく、帰ってきて、ドーーッと疲れるので、午後からの練習に差し支えるわけです。
・・・と、書いてはみたものの、自分でも、うわっ、弱っちいー!!と、なんだか情けなくなってきたぞ。 昔だったら、どれだけ疲れても、とりあえず弾いてたよなぁ。 練習の内容が変化して、練習すること自体に、昔以上に知力・体力・集中力を必要とするようになったからか、単に体力低下なのか。 ちょっと、自分を甘やかすのもいいかげんにしないと、ダメかしらね。
でもね。こうやって、家に籠もる効果は、やっぱりあるんですよ。 友達との付き合いを優先にして出歩くと、どうしても、しわ寄せがピアノに来るわけだ。気がつかないうちに。 もちろん、付き合いは大切だし、人と会って刺激をもらうのはとても有意義な事だし、でも、ほどほどにしなくちゃ、なんですよ。 コンサートも、行ったけど全然感動しなった〜、なんてのが続くと(ドイツに来た当初と比べると感動する確率が減ってきている。慣れのせいだろうけど寂しい話だ。)、自分で練習してる方がいいや、と、なってくるのですよ。
それに、「時間をかける」ということの必要性を、私はこの数年で身に沁みて感じているのです。 どんなものでも、時間をかけて用意したものは、やっぱり、いいのですよ。 それなりに、自信が持てるものですから。
今年初めの、親族の新年会で私が演奏した直後、ある酔っ払った親戚が「時間かけて積み上げてきたものが、手や頭に宿るんだ」という話をしてきて(その時は、説教されているのか褒められているのかよくわからず、曖昧に返事をしていたのだけど・・笑)、そういうことなんですよ。 だから、とにかく、時間だけはかけよう、と。 せっかく、あと半年は、暇な時間が有り余っているわけですから。
でも、確かに、もっと効率よく、毎日を過ごす事も出来るはず。 逆説的に言えば、時間さえかければいいというモノでもなく。 集中すれば、4時間分の練習が2時間で出来てしまう事もある。 そして、余った時間を、映画やらコンサートやら友人との付き合いやらにまわせるのが一番なのだ。 ただ、「今日はここまででOK」というそのラインをどこにするか、難しいところではあるけれど。
そう考えると、やっぱり、朝は早起きしてさっさと練習をはじめるのが効率がいいのだろう。 ・・・やっぱ、しっかりした朝型生活習慣を身につけることが必要ですかね、夜型人間の私としては・・。
ウダウダ書いてきたけれど 今日も、興味のあったコンサートには行かずじまい。 カラ咳が出て、我慢すると吐きそうになる。おお、風邪をひきそうな予感。 こうやって、いろいろ理由をつけて、結局一日が過ぎていくのだ。 ああ、もったいない。
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