映画「グラン・ブルー」(DVDにて昨日鑑賞) なんだかんだ言って、ちゃんと最初から最後まで通して観たのは初めてだったりします。 いや、ずっと昔に一度ちゃんと観たっけかな。 とにかく、久しぶりに観ると、新鮮!! 昔は、ただとにかく、海への男のロマンだー、なんて、そんな印象しか持たなかったような気がしますが、やっぱり歳を経て見直すと、感じ方は変わってくるもので。 ありゃー、すごい、愛の話じゃないですか。 以下、ネタバレ承知で書くので、まだ見ていない方はご注意を。
もちろん、ジョアンナはジャックに一目惚れだったあげく、結局一緒に過ごした期間はそんなに長くないので、年月を経た深い愛情かといわれると、そんなことはないのだけど。 妊娠がわかったときの、表情といったら、見ていてこっちが泣けてきそうでした。 女の「妊娠の喜び」なんて、昔観たときはわかんなかったからなぁ。 そして、そんなふうに、これから家族として生きていける一番輝いているときに、死ぬとわかって海の底に潜りに行こうとするジャックに、自ら決断して「行きなさい」と言う、女としての強さ。 すごいのよ、このセリフが。「Go, go and see my love」。 ジャックは、海の底で、ジョアンナの愛をちゃんと見たのだろうか。 海のことばっかり考えているバカな男のまま(こうやってバカだと思うのが、現実を知ってしまった女である現在の私・・)、終わってはほしくないぞ。
しかし、エンゾ役だったジャン・レノ。いいねぇー、やっぱり。 そして、イタリア人って、やっぱり、いいねー。 いやいや、おもしろかった。
室内楽の試験に向けて、ブラームスのビオラソナタ、佳境に入っていきそうです。 やっと、なんとなく、流れが自分の中で納得できつつある。 ビオラさんと一緒に練習しないで、かなり個人練習したのがよかったみたい。 自分が納得しないまま、合わせたってしょうがないもんな。 ブラームスの、この優柔不断というか内に内にこもる音楽の作り方は、方向性を持たせるのがとても難しい。 ともすると、非常につまんなく演奏してしまいそうで、とにかく、どこにポイントを置くのかよくよく考えなくては。 うーむ、しかし、ブラームス、苦手だなぁ・・・。
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