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2004年06月08日(火) グラン・ブルー

映画「グラン・ブルー」(DVDにて昨日鑑賞)
なんだかんだ言って、ちゃんと最初から最後まで通して観たのは初めてだったりします。
いや、ずっと昔に一度ちゃんと観たっけかな。
とにかく、久しぶりに観ると、新鮮!!
昔は、ただとにかく、海への男のロマンだー、なんて、そんな印象しか持たなかったような気がしますが、やっぱり歳を経て見直すと、感じ方は変わってくるもので。
ありゃー、すごい、愛の話じゃないですか。
以下、ネタバレ承知で書くので、まだ見ていない方はご注意を。

もちろん、ジョアンナはジャックに一目惚れだったあげく、結局一緒に過ごした期間はそんなに長くないので、年月を経た深い愛情かといわれると、そんなことはないのだけど。
妊娠がわかったときの、表情といったら、見ていてこっちが泣けてきそうでした。
女の「妊娠の喜び」なんて、昔観たときはわかんなかったからなぁ。
そして、そんなふうに、これから家族として生きていける一番輝いているときに、死ぬとわかって海の底に潜りに行こうとするジャックに、自ら決断して「行きなさい」と言う、女としての強さ。
すごいのよ、このセリフが。「Go, go and see my love」。
ジャックは、海の底で、ジョアンナの愛をちゃんと見たのだろうか。
海のことばっかり考えているバカな男のまま(こうやってバカだと思うのが、現実を知ってしまった女である現在の私・・)、終わってはほしくないぞ。

しかし、エンゾ役だったジャン・レノ。いいねぇー、やっぱり。
そして、イタリア人って、やっぱり、いいねー。
いやいや、おもしろかった。




室内楽の試験に向けて、ブラームスのビオラソナタ、佳境に入っていきそうです。
やっと、なんとなく、流れが自分の中で納得できつつある。
ビオラさんと一緒に練習しないで、かなり個人練習したのがよかったみたい。
自分が納得しないまま、合わせたってしょうがないもんな。
ブラームスの、この優柔不断というか内に内にこもる音楽の作り方は、方向性を持たせるのがとても難しい。
ともすると、非常につまんなく演奏してしまいそうで、とにかく、どこにポイントを置くのかよくよく考えなくては。
うーむ、しかし、ブラームス、苦手だなぁ・・・。


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