あなたは自分のお部屋を愛していますか?
ここ2年、ずっと同居人と共に生活してきた私。 一緒にビール飲みながら料理したり、 それぞれの友達を呼んでパーティーをしたり、 たくさんの出来事があり、それぞれが愛しい、美しい思い出だ。
5月から、また一人で住む生活に戻って、 今日、ようやく、同居人が使っていた部屋に、自分の部屋から溢れ出していた服や大きなカバンを全て移動させた。 私の部屋よりも、同居人部屋のほうが広くて、大きな洋服ダンスがあるのだ。 (私の部屋にはない、というか、狭くて置けない。ピアノがあるからね) その部屋は、夏にはご近所の作家さんが、仕事部屋として使うことになっている。 彼は、ここに寝泊りするわけではないらしいので、多分洋服ダンスは使わないだろう。 なので、とにかくしばらくは着ない冬物の服やコートやマフラーを、全てそちらに移動。
そんなことをしていると、ウズウズと、私の中で整理整頓のムシが騒ぎ出す。 夏までの一人暮らし、この広い空間を存分に満喫しないでどうする。 来週には、大きなテレビもうちにやってくることだし、 同居人部屋を、一時的なスペシャルくつろぎスペースにしようではないか、と、 なんだかウキウキ、そわそわと、大改装計画。 「お部屋の模様替え」って、昔から好きなんだよな。 (そして、他にやらなければならないことがたくさんあるときに限って、手をつけて止まらなくなってしまうのだ)
しかし、改めて、私はこの家が好きなんだな、と思う。 古くて、雰囲気のある昔のオーブンがあって。手作りの机、古びたタンス。 床なんてところどころ板がゆがんで、ほんの少し傾いていて平行じゃないし、 すぐに埃がたまるからしょっちゅう床を磨いてやらないといけない、手のかかる子。 出来の悪い子ほど可愛いっていうじゃないですか。 そんな類いの愛情を持って、私はこの家に住み続けている。
同居人がいないからこそ、責任を持って言える「我が家」という言葉。 ・・・私って、主婦向きか、実は・・?
で、すごくスッキリしましたよ、うち。 遊びに来てください、ベルリンの皆さん。 変わり具合にびっくりするから。 (写真を載せたいけど面倒なのでやめます)
しかーし。 ピアノ、やばいです。夕方から必死に、明日のレッスンに向けて、弾いてはみたが。 あはー、暗譜で持っていくのは無理だな。 まあ、いいや。 心がピアノから遠ざかりたいときもあるのです。 ここ数日、ずっとそうでした・・。(平均練習時間2時間半・・) そんなときは無理しない。人間だもん、やりたくないときもあるさ。 一人になって、自分のやりたいことが思う存分出来るときなんだし。 来週になったら、また忙しいぞ。
その前に、明日のレッスンです。木・金とライプツィヒに行ってまいりますー。
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