さみしさに耐え切れず、









私は旅に出た。







今朝、夢を見た。悲しい夢を。








あなたは前の彼女と、、、、








私は嫉妬に狂った。











苦しく切なくなった・・・



























今の自分は、
本当の自分じゃない！
私って何？

本当の自分を探したい。

心の中でもう一人の私がつぶやく。



















　


私は旅に出た。

探したい、本当の自分・・・

どこにいるの？本当の私。

















何をしても虚しかった。

心はいつも空っぽだ。

本当の自分なんてどこにもいやしない。

私はここにいるのに。

本当の私はどこにもいない・・・


















旅の途中、お坊さんに出会った。



一休さんの成長後のようだ。

一休、、、じゃない！

お坊さんは言う。
















「なぜ あなたは 本当の自分を探しておられるのじゃ？」

「わかりません…ただ何かが違う気がするんです」























「ふ〜む
　少し思い出してみなされ
　あなたが一生懸命何かしていた時を

　たとえば
　小学校の徒競走で走っていた時
　中学校で好きな子の写真をアルバムから切り取って手帳に入れていた時
　高校で授業をサボってゲームセンターでゲームをやっていた時
　受験を乗り気らなければいけないと決めて　一心不乱に受験勉強をし始めた時

　こういう時”本当の私”のことなんか考えていたかね？」

「、、、いいえ」

















「環境とズレがあると自分を探してしまうのじゃ
　単にハマるものがないだけ

　何かにハマれば楽しい時が多くなる

















　まぁ　そういう意味では大人になると楽しい時が少なくなってくる事は否めないがな」

「探したいんです本当の自分を・・・」

　”自分が何ものであるか”なんて事は
　わからない人の方が多いのじゃよ

　”自分とは何か”なんて事を突き詰めたりする必要はない
　
　誰だって明確な目標があるわけではない
　そして自信があるわけでもない

















　自分探しはナイモノ探し

　もっと気楽に、何かにハマってみてはどうじゃ？

　奥さん！」



















「そうですねハメ、、、いえハマリたい」

「手始めにわしと坊主めくりでもするか？」

「え？坊主と坊主めくりを！！！」



















こんな事　滅多に出来る事じゃないわ！
















「負けませんよ〜！」

「その意気じゃよ」