入りたまえ。 あ、あなたがあの有名なぼーん先生ですか? いかにも、私がぼーんです。 今日はどうした? はい、、、私は幼い頃から貧乏のどん底で、 父は働かずお酒ばかり飲んで酔うといつも母を殴りました。 私は中学を出るとすぐに働き始めましたが、 悪友にそそのかされ横道にそれてしまい、 付き合った男をだまし、そしてだまされ、 借金、薬、暴力。 時に、いかがわしい所でも働きました。 その後中学の時の親友に再会し、彼女の助けでなんとか立ち直りました。 ちゃんと再就職もし、そこで今の主人と出会い結婚しました。 主人はいい人で私をとても大切にしてくれるけれど、 優しくされればされるほど、過去の古傷がうずいてきて自分を責める。 主人に過去を知られたくないが、 黙っている事は不正直であり嘘つきなのだろうかと、 罪悪のとりこになってしまう。 長男が生まれてから手足がしびれ、震えるようになってしまいました、、、 今や安定剤が手ばなせません。 苦しくて苦しくて。 それから、、、、 ん? 先生、せんせ〜い!あくびなんかして、 どうして一生懸命聞いてくださらないのですか? !!へっ? あなたは昨日までの新聞はどうしますか? ゴミ箱に捨てるかチリ紙交換へ出します。 そうでしょう。 自分にとって何にも役に立たない自分の古新聞を、 いつまでも後生大事に握り締めて、 それで過去と関係のない今の自分を執拗に責めている。 馬鹿げた事です。 自分をみじめにするような事はやめなさい。 今を生きるのです。 人を許しなさい。 自分を許しなさい。 いつも自分に、百点満点をつけなさい。 あなたは、あなたのままでいいのです。 ありのままの自分が素晴らしいのですよ。 イマヲイキル・・・ わかりました、過去とは別離します! ぼーん先生、、、、単なる、骨ばっただけのヤローだと思っていたら、、、、 はっ!! 先生、手足の震えが止まりました! そうじゃろ?ニヤ。 山崎 房一『心がやすらぐ魔法のことば』にこのような内容が・・・
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