ボクだけを見てくれる誰かがいる。ボクの全てを攫う、絶対神のような、誰かが。ボクは、その誰かを探していた。裸足で、裏路地を彷徨いながら、小汚い格好で、それでも、視線だけは下げずに。ボクは、アナタを、待っていたんだ。