空を見上げる。どす黒い雲が重たく広がる。あの向こう側はどうなってんだ。きっとオマエは今も、そこから俺を見てるんだろ?例え厚い雲が垂れ込めようとも。くだらねぇ鎖が俺の身体を放さねぇから、俺はここから動くことができないまま。オマエの視線に、犯され続ける。・・・―鈴生芹華に捧ぐ。