はるばるキター!函館 その1※ - 2004年07月10日(土) この週末は家族で函館を旅行。 北海道は過去に2度行ったことがあるけど、函館は初めて。 一度、札幌からレンタカーで函館へ行こうとしたら、お店の人に止められたことがある。 高速道路がまだなくて5時間くらいかかるらしい……。 今回は羽田空港近くにある駐車場にクルマを預ける作戦を初めて使う。 朝早く出発する飛行機に始発の電車に乗っても間に合わない可能性があるのと、 帰りの荷物がお土産で重くなることを予想しての作戦。 まず、朝4時に起きて首都高湾岸線の浮島IC近くにある駐車場へ。 お天気はまずまず。 5時ちょっと過ぎに駐車場へ着く。 すでにクルマとお客さんがいっぱいいてビックリした。 ここから駐車場の送迎バスで空港へ向かう。 うむ、こりゃラクチンだ。 羽田空港の中に入るのはものすごく久しぶり。 朝6時前だと、ほとんどの売店や飲食店がまだ閉まっている……。 今回の飛行機は全日空851便のB-777/300。 B-777/200は何度か乗ったことあるけど、300は初めて。 200よりも、ものすごく長い機体に500人以上収容できる。 土曜日の早朝だけあって満員御礼状態。 プッシュバックはほぼ定刻の6時40分。 フライトは揺れがなく快適。 B-777は音が静かでしっかり飛ぶので大好き。 たとえばハイテクのB-747/400は常にお尻の方がピリピリと常に横に揺れるのだが、 B-777だとそれがない。 離陸時はお台場やレインボーブリッジがはっきりと確認できた。 富士山も見えた。 まったく雪がなかった。 離陸から1時間5分で着いてしまうので、ちょっと物足りない。 飲み物のサービスが完了するとすぐに下降が始まる。 北海道が近づくにつれて雲の量が多くなってきた。 函館空港に間もなく着陸というとき、競馬場や五稜郭が見えた。 独特の星型に感激。 街の中に着陸するような感じ。 生まれて初めての函館はやはり涼しかった。 気温は約20度。 空港近くのレンタカー屋さんでクルマを借りる。 白いト○タのカ○ーラ。 レンタカーはいつも、うちのクルマとのギャップに慣れるまでちょっと戸惑う。 ハンドル、アクセル、ブレーキの感覚がぜんぜん違うし、車体感覚や回転半径をつかむのも大変。 カーナビの使い方も厄介だ。 わかったころにクルマをお返しなのだ。 まずは函館の中心街を目指す。 漁火通りで海を眺めながら、北島サブちゃんの歌を思い出す。 JR函館駅近くの駐車場に停めて朝市を見学。 どの店にもカニの量がすごく圧倒される。 こんなにいっぱいカニっているんだ!と今更ながら驚く。 客引きがしつこいのでゆっくり見ることができない。 ぼやぼやしているとすぐに勧誘される。 これはかなり逆効果じゃないかな。 ゆっくり見させて欲しい客も大勢いるはずである。 適当なお店で朝ごはん。 カニ、イクラ、ウニの3色丼をいただきました。 イカ焼きとカニの味噌汁つき。 朝っぱらこんなに豪華でいいのかしら。 函館の街はあまり人がいないなというのが第一印象。 大都会の札幌と比べると、ずいぶん景色が違う。 街自体が小さい感じ。 高層建築が少ないので都会にありがちな圧迫感はない。 街には市電が走っている。 車両の塗装がスポンサーの広告になっていて面白い。 ブッ○オ○号やコ○コー○号とか人権擁護号みたいなものもあった。 中にはVVVF制御の車両もあってビックリ。 食事のあとは五稜郭公園をちらっと。 緑が多くて空気も乾いていて気持ちいい。 明後日に蒸し暑い横浜に帰ると思うとゾッとする。 ここは函館戦争の舞台にもなったところ。 春には桜がいっぱい咲くらしい。 新撰組の土方歳三はここまでやってきたのだ。 五稜郭タワーには上らなかったので彼の銅像を見逃してしまった。 弟に会うため函館競馬場へ。 まだ午前中のせいか、お客の数が少なくてのどか。 芝生席で大の字に寝ている人もいる。 函館空港に降りる飛行機が低空をビュンビュン飛んで来る。 これに驚いて転んじゃう馬がたまにいるとか。 パドックでは有名な騎手を間近にみることができた。 横山典弘、四位洋文、松永幹夫、藤田伸二など草々たるメンバー。 わしもほんの一年だけ競馬にハマっていたことがある。 ビギナーズ・ラックでけっこういい思いをしたのだが、 パドックで見ても馬の良し悪しがまったくわからないためアシを洗うことに。 弟とも無事に会え、3レースほど見学した。 飛行機がアプローチしてくるたびにターフに飛行機の影がうつるのが面白かった。 遅いランチを海沿いのラーメン屋で。 「函館麺や 一文字」というお店。 有名なお店らしく、中途半端な時間なのに外で待っている客がいた。 函館は塩ラーメンが名物らしい。 麩が載っているのが特徴。 サッパリとしたスープにもコクがありなかなか美味かった。 チャーシューがやわらかでホロホロ。 海を眺めながらいただくラーメンの味はまた格別。 函館へまた行く機会があったら是非寄りたいお店。 お腹がいっぱいになったあとは、空港近くにあるトラピスチヌ修道院を見学。 明治の時代にフランスからやってきた修道女が開いた日本初の修道院。 どういうわけか台湾からの旅行客が多かった。 資料館で自給自足の生活を送っている彼女たちのスケジュールを見てビックリ。 毎朝3時半に起床して、修行や仕事に励み夜は8時前に寝てしまうらしい。 そんなあ、ナイター見れないじゃん。<バカ 女子の修道院を見た後は男子のトラピスト修道院へ。 正式名称は「厳律シトー会灯台の聖母トラピスト大修道院」というらしい。 いったん函館の中心街に戻り国道278号、228号を経由し上磯町方面へ。 松前へ通じている道で海を見ながらドライブ。 高台に通じる狭い道へ右折し、丘を登っていくと修道院手前の並木はまるでドイツのロマンチック街道のよう。 坂を登って振り返ると海が見える。 海が近いだけに風が強くてちょっと寒い。 修道院の門には鍵がかかっていて入ることができなかった。 事前に予約しておかないと入れないらしい。 しかも男性のみしか見学できない。 そばにある資料展示室は見ることができた。 設備はハイテク化されているらしいが「祈れ、働け」のモットーは昔から変わらないらしい。 函館の街に戻ってホテルにチェックイン。 しばらく休んだあと、弟と合流して晩御飯。 赤レンガ倉庫にある函館ビヤホールで乾杯。 いろんな地ビールが飲めて幸せ。 ギネスも飲むことができたけど、某イングリッシュ・パブで飲んだものよりも濃くて美味かった。 樽生ギネスと普通のギネスではぜんぜん違うのかもしれない。 料理はソーセージの盛り合わせやコロッケが白眉。 食事の後、市電の十字路駅で弟と別れた。 我々はホテルに戻る。 朝の4時から起きていたので1日がたっぷりと感じられた。 函館山に登って夜景を見るのをなんとなく明日にまわしてしまう。 が、そうしたおかげで翌日にかなり慌ててしまうことになる。 日本VSポーランドのバレーボールの試合を見ていたらそのまま眠りに落ちてしまった。 はてなアンテナに追加 マイ日記に追加
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