読書:『甦る全日本女子バレー―新たな闘い』 - 2004年06月25日(金) 『甦る全日本女子バレー―新たな闘い』吉井 妙子(著) 日本経済新聞社 ほいりげではヒトコトも触れてなかったけど、ゆるげんは昔からバレーボールを見るのが好きである。 当時、天才セッター中田久美の活躍に萌えたもの。 彼女のポスターを部屋に飾っていたほど好きだった。 彼女が現役を引退するとバレーボールへの関心も薄れてしまい、しばらくご無沙汰に。 気がつけば女子はシドニー・オリンピックへ参加できず、男子はもっとダメダメ。 不況の煽りで実業団チームはどんどん廃部になっていくし……。 名門の日立すらなくなってしまった。 去年11月に行われたワールドカップを何気なくテレビで見たいたら、 女子の活躍にぐいぐいと惹き込まれてしまった。 熱い戦いに涙!涙! 韓国戦、キューバ戦は泣いたね。 吉原が復活しているのにビックリしたし、知っている選手といえば彼女だけだった。 決め手欲しいときにスパイクをバシっと決めてくれるキャプテンは格好よかった。 アテネ・オリンピック最終予選も欠かさず見ましたよ(いや、イタリア戦だけオフ会があったので見逃した……)。 とにかく感動したー! この本を読むと、テレビの画面からはわからない各選手のキャラクターや今までの活躍・挫折・苦悩などが手に取るようにわかる。 そして、柳本監督の緻密さ、人間観察のすごさ、選手起用術など目からウロコ。 この人の「逆算して考えられたシナリオ」が見事にはまっていく様子も。 逆にバレーボール協会の対応の悪さとかビジョンのなさとか全日本がなぜ弱くなっちゃったのかもわかる。 「カマス理論」、「負け勝ち」、「21対17」などのマニアックなキーワードが柳本ジャパンの秘密を解く鍵。 もちろんこの本を読めばわかる。 アテネ・オリンピックが楽しみだ。 はてなアンテナに追加 マイ日記に追加
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