晴天の霹靂……まさかこんな形で - 2003年07月06日(日) というわけでまたしても疲労でボロボロな状態で英会話。 とてもじゃないが英語がポンポン出てくるようなコンディションではない。 ひとつめはポール(豪)。 日曜日なのにラッキーマンツーマン。 Kからヘルプでやってきた人。 豪州人にしては小柄だが、なかなかの男前。 きっとモテるに違いない。 のっけはお互いの自己紹介がてら、ゆるやかに進行していった。 「Nの前は何やってたの?」と聞いてみたら、 まだ若干21歳だそうでビックリ。 大学を出て最初の就職口がNとは……。 そのあと、どういうわけかK1の話で彼が一方的に盛り上がる。 どうやら昨日K1をテレビで見てかなりコーフンしたらしい。 わしは仕事だったので見ていない……。 見れていれば一緒に盛り上がることができたのに!! つくづく昨日の出勤が恨めしい。 レッスンは”Do-It-Yourself”のユニット。 テキストの内容にはあまり触れず、「〜so that」の構文を徹底的に練習する。 007専用のクルマを考えようという試み。 ポールが車の絵を描いた。 これに武器や特別装備をつけていく。 たとえば、「ボンネットから飛び出すミサイルはナニナニのため」みたいなことを「〜so that」の構文を使って言っていく。 毒ガスを噴出するタイヤとか、空を飛ぶためのジェットエンジンが両脇から出てくるとか。 あと、身の回りのものを「〜so that」で説明する練習もあったが、 疲れのせいか頭がまったく回らず真っ白。 ぜんぜん言えなかった。 うひゃー。絶不調!! ふたつめはサーシャ(豪)。 またしてもラッキーツーマン! のっけのフリートークは特にネタがなかったので、 ふだんの酷い生活を愚痴ってみる。 ここんとこ毎日12時間以上働いて、休日出勤もたびたびあってボロボロと……。 サーシャは「信じられない!」と目を丸くしていた。 一段落したところで彼女の最終日を聞いてみた。 彼女が間もなくNを去る話は有名なので最終確認の意味で。 7月30日……。 もうすぐじゃん。 すると、サーシャはとんでもないことを口にした。 「パムももうすぐ辞めるのよ」 え゛???? 聞いてないよ〜(泣)。 「パムから何も聞かされてないの?」 逆にサーシャがビックリする番。 がーっくり。 鈍器で後頭部を殴られた衝撃とはことのことをいうのであろうか。 「彼女がとっくに言ってたとばかり思ってたわ」 目に見えて落ち込んでいるわしを見てサーシャはそう言った。 パムが去ってしまうことよりも、 彼女がそのことを何も言ってくれなかったことのほうがショックだった。 パムがずうっと前に「日本にいるのは2年だけ」と言っていたので、 今年の秋頃いなくなるのかなと想像していたのだが甘かった。 彼女も7月終わり頃に去ってしまう。 残された時間はあまりにも少ない。 非常に限られた機会の中で彼女に最大限彼女への思いを伝えなくては! わしの頭の中はぐるぐると回転した。 「告白」 の2文字が見えてきた……。 最後に告白しよう。 やらないで後悔するよりは、やってから後悔するほうがいい。 これでパム、サーシャがいなくなってしまうこと決定。 サムも間もなく去る。 秋にはブレイク、ケイトも脱退する。 うちのブランチがまったくよそのブランチになってしまうこと必至。 「ずうっといるのはT父さんだけね」 サーシャは微笑んだ。 英会話するのにNでなくてはならない決め手がどんどんなくなっていく。 春に契約を更新してしまったことをだんだん後悔してきた。 パムがいなくなったあとのNで、自分はどうやってモチベーションを持続すればよいのだろう。 レッスンは”A Message To The Stars”のユニット。 得意なところだが、パムのことで頭がいっぱい。 心ここにあらず。 去就問題で盛り上がったために時間が残り少なくなったのでテキストの文には触れず、 Exciseの “Imagine you could send objects, weighing up to 10 pounds, which would give an impression of civilization on Earth." というお題で話し合う。 ポリスのヒット曲”Message In A Bottle”のサビを歌ったら、サーシャはバカウケ。 メッセージを書いた紙をビンに入れて海に流すのってまだやっとことがない。 惑星探査機ボイジャーに搭載したディスクはこれに似ているかも。 これには各国語の挨拶、音楽、芸術作品や景色の写真などのデータが入っている。 このへんから脱線してジョディ・フォスター主演の映画「コンタクト」の話になった。 映画好きのサーシャだがこの作品はまだ見たことがないと言っていた。 わしが尊敬するカール・セーガン博士が原作を書いている。 例のボイジャーのディスクは彼の発案だったように記憶している。 「原作と映画どっちが面白かった?」 とサーシャは訊いた。 わしはもちろん小説のほうが断然面白いっす!と答えておいた。 この映画の面白さをもっと的確に伝えたかったのだが、 このときも自分の言いたいことがなかなか英語にならなくて歯軋り。 もどかしいったらありゃしない。 自分の言いたかったことがどれだけ彼女に伝わったか心もとない。 「インプットをぜんぜんやっていない & 英語をしゃべる機会がNしかない」 の弊害はますます深刻化。 どんどん英語がヘタクソになっていく。 やばいな〜。 そして、これがサーシャとの最後のレッスンとなった。 NのあとはA基地へ。 米軍関係者のエスコートで基地に入るのは初めて! お祭りの一般開放のときしか知らないので、なにもかもが新鮮であった。 ゆるげんは大コーフン!! 実はあるレッスンメイトにお誘いを受けていたのであった。 いや〜、ふだん入りたくても入れないところに堂々と入れていただけるのって気分がいいっすね。 基地内ではBBQで大いに楽しませていただきました。 思わぬところで日帰りのアメリカ旅行が実現しホクホク。 N以外で英語しゃべれてさらにホクホク。 は〜。 わしも米軍関係者の知り合いが欲しいなあ〜。 はてなアンテナに追加 マイ日記に追加
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