たーげぶっふ(日記)...ゆるげん

 

 

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チャンスは自分で作るもの?※ - 2003年04月27日(日)

イチバン早い時間帯にN。
夜中にヒッチコックの映画「北北西に進路をとれ」を見てしまったので思いっきり寝坊。
朝10時からNなのに、目が覚めたら10時15分前(汗)!
朝メシ抜きの大急ぎでNへ向かう。

ひとつめはキャサリン(加)。
彼女も眠そうで何度もアクビしてた。
自分の欲望を隠せない人みたい。
のっけのフリートークは黄金週間について。
キャサリンはまだ日本の黄金週間を経験したことがないので、
日本人のバケーションのありかたがとても不思議に思えるらしい。
各自好きなときにバケーション取れるほうが、
交通機関や道路が集中的に混まなくて快適なのにと。
わしもその意見に賛成!
ドイツなんか夏に3週間以上バケーションとることが法律で義務付けられてるもんね。
うらやまし過ぎる!

レッスンは"Idioms from Parts of the Body"で、「体の部位」にまつわるイデオムを学ぶ。
"by heart"
"to cost an arm and a leg"
"a long face"
"a pain in the neck"
など聞いたことはあっても意味を知らないのがけっこう多かった。

レッスンが進んでいくうちに、とんでもないことに気がついた。
パムがいない!
うっそー!
土日ともうちの専属になったんじゃないの?
今まではぬか喜びだったのだろうか??
彼女が来るのはまた土曜日だけになってしまうのだろうか??
パムのことが気になりだしたらレッスンは上の空。
心ここにあらず。

レッスンが終わるとスタッフルームのドアが開いていたので中をキョロキョロ。
むむ。確かに彼女の姿はない。
受付に隠してあるスケジュール表を穴が開くほどチェックしてみるも彼女の名前は見当たらない。
がくーんと気持ちが落ち込んでいくのをどうすることもできなかった。
1日を丸々損した気分。

ふたつめはエマ(英)。
彼女とはVoiceで2度当たったけど、通常レッスンでは初めて。
"How are you?"攻撃に対して、ついさっき教わったイデオムをさっそく使ってみる。
"I have a long face!"
エマ:「ほんとは違うでしょう(笑)」
わし:「まじれす」
エマ:「Why?」
わし:「Because Pam isn't here!」
エマは意味深な笑み。
エマ:「パムに何があったのか、どこにいるか知らないわ」
むむむ。
ホントに知らないの??
同僚同士の横つながりがぜんぜんないのかな?
そういえば、暮れに行方不明だったパムについてケイトに尋ねたことがあったけど、
ホントに知らなかったもんね。
なんだかな〜。
ちなみに、彼女はわしがアレをナニしたがっているのを覚えていてくれた(汗)。

レッスンは"Business Correspondent"のユニット。
まず、モーテルのランドリーでシャツと靴下を無くされた客による苦情の手紙と、
それに対するモーテル側の回答の手紙を読む。
回答の手紙がまたケッサク(笑)。
そのとき対応したメイドはすでに辞めてしまったので事実関係を確かめられないし、洗濯物を入れる袋に「紛失についてはモーテルは責任を負わない」と大きく印刷されている。
よって、弁償には応じられませんとつれない返事。
エマは、わしらにこのモーテルの対応をどう思うか訊いた。
もうひとりの生徒サンは、モーテルを支持したけれども、
わしとエマは、こんな返事を出したらこのお客は2度と来ないだろうと意見が一致した。
顧客を引き止めるためには多少の出血もやむなしと。
いわゆる営業感覚っていうやつでしょうか……。
本当の苦情とクレーマーを見分けるのが鍵?

このあとは、
わしが不良品の洗濯機を買った客に扮し、
もうひとりの生徒さんが電気屋に扮するロールプレイング。
エマを買ったときの店員にしたてあげて笑わすことに大成功。
彼女との初レッスンでがっちり心をつかんでしまったかも。

午後はHに行くつもりだった。
Nが早い時間帯だったのでいったんうちに戻る。
これが大きなマチガイだった。
テレビで野球の試合を見ていたらウトウト。
いつの間にかぐわぐわと爆睡。
やっぱ体は疲れている……。
目が醒めたら時計はすでに午後2時を回っていた(汗)。
あらま、3時のMOVIEに絶対間に合わない!
4時の授業から出る手もあったし、NのVoiceに出る手もあった。
しかし、せっかくのホカホカで素晴らしい天気!
太陽の光を遮るコンクリートの建物に閉じこもるのがバカらしく思えてきた。
午後の英会話は中止!
エクササイズとショッピングをかねてチャリに乗ることに決めた。

地元のユ○ク○で衣類を買ったあと海軍道路へ。
4月6日は満開の桜だったのにすっかり葉っぱ。
ウグイスが鳴声を聴いて心が和む。

満開時

葉桜時

使用前・使用後みたい(笑)。
こうして比べてみると同じ場所なのにずいぶんと印象が違って見える。

そのあと瀬谷市民の森を探検。
この森の中に入るのは十ン年ぶり?
背の高い木に日光が遮られて薄暗く神秘的な雰囲気。
なんとなく空気がひんやり。
道路の騒音もシャットアウトされてまるで別世界。
聞こえるのは野鳥の声と自分の足音と風に葉が揺れる音のみ。
森の匂いがする。
人はたまにすれ違うのみ。
日本じゃないみたい。
この前見たロビンフッドの映画を思い出しながらいい気分で歩いていると、
分かれ道で方角がわからなくなって焦る。
もうしばらく我慢して歩くと道しるべがあったので事なきを得る。
デジカメのバッテリーが切れてしまったので森の写真はナシ。
残念!
最近は精神的にいっぱいいっぱいで切羽詰っていたので、
思いがけなく森林浴で癒されたのはちょうどよかったと思う。
また来よう!

MでCDや本を買って駅のベンチで休息。
チカレタ!
するとパムが向こうから歩いてくる
中途半端に見つかってストーカーと勘違いされるのもイヤなので、
堂々と声をかけることにする。
彼女の表情はお疲れみたい……。
パム:「こんなところで何してるの?」
わし:「このへんで買い物してました」
いっぱいの買い物袋を見せる。
パム:「わあ、こんなにいっぱい。ユ○ク○?このTシャツもユ○ク○で買ったのよ」
彼女が着ている白いTシャツを指した。
ピンクの文字が胸のへんにプリントされている。
昨日とは打って変わってラフな格好。
パム:「調子はどう?」
わし:「I have a long face.」
またこの表現を使ってみる(汗)。
パム:「なんで?」
わし:「君がうちのNにいなかったから」
思わず直球を投げてしまったので、どんな表情するのかドキドキした……。
心配はよそに、彼女は何度か頷き納得の様子。
復帰前と復帰後では彼女の何かが違うような気がする??
パム:「ごめんなさい。ガブリエルが休暇なので今日はこっちにくることになったの」
ほっ、ヨカッタ。
たまたまピンチ・ヒッターというだけで、ずうっとではなさそう。
パム:「今日のインストラクターはだれだった?」
わし:「うーーむ」
突然の質問に頭が真っ白。
誰だっけ?しばらく考えようやっとエマを思い出す。
キャサリンは思い浮かばなかった(爆)。
考えている時間がもったいねえ……と思いながら。
わし:「エマ!彼女はとてもクールだったよ」
パム:「もちろん!英国人だもの!」
これが英国人気質というやつですかね?
英国出身であることをものすごく誇りに思っている。
もし、誰かに自分の友達のことを誉められても「日本人ですから!」
なんていう発想は絶対思い浮かばないよ(笑)。
"Let's have a drink!"
というセリフが喉まで出かかってごくっと飲み込んだ(汗)。
去年の「壮大な計画」の苦い思い出が頭をよぎったのだ。

正直言うとM駅前のベンチで休んでいたのは、
もしかするとMにパムがいるんじゃないかと思ったから(確信犯)。
仕事を終えた彼女がそろそろ通りかかるんじゃないかと。
みごと予感が的中した。
ちなみにN以外の場所で彼女とお話するのは、
これが初めての体験。
彼女に会えるのはごくわずかなチャンスしかない。
1回1回が勝負なのであった。





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