|
|
2005年11月24日(木) ■ |
|
こんなお客は嫌われる!〜レストラン編 |
|
「ダ・カーポ・573号」(マガジンハウス)より。
(特集「あなたは嫌われている!!」の「レストラン編」の一部です)
【食事中のコレが嫌! <男> 1位:店員にやたら態度が横柄 2位:くちゃくちゃと音をたてて食べる 3位:つばを飛ばしながら会話する 4位:ズルズル音をたててスープや汁ものを飲む 5位:平気で食べ物を残す
<女> 1位:くちゃくちゃと音を立てて食べる 2位:つばを飛ばしながら会話する 3位:店員にやたら態度が横柄 4位:ズルズル音をたててスープや汁ものを飲む 5位:食後、つまようじでシーハーする
例えばランチタイム。営業時間が過ぎても、店の人は出て行ってくださいとは言えない。それをいいことに、延々とおしゃべりに興じる、なんてのは店の人にとっては困り者。営業後には、掃除や食事の時間、夜の営業の準備が控えている。 「限られた予算内で楽しみたいのは分かるけど、時間が押してしまうのに気づかないのはどうかと。予約の電話をいれるにしても、忙しい時間帯は避けるなど、タイミングをはかれないのは嫌がられます」 温かい料理なのに、手をつけない。極端に食べるのが遅い。皿を下げるに下げられない状態にしている。そんなテーブルが一つあるばっかりに、仕事の流れが滞る。と、次の料理にとりかかれず、周りのテーブルにも連鎖して影響する。 レストランは非日常を楽しむために集う場所。誰もが期待して訪れる。だからなおさら「その場に居合わせた人が楽しめるかどうか、相手を気遣える大人でないといけないと思う」と犬養さん(レストランジャーナリスト)は言う。それと最近、気がかりなことがある。 「クレームを言うと店の人に嫌われると思うかもしれないけれど、クレームに答えるのも仕事のひとつ。ニコニコと『おいしかったです』と言いながら、店を出た後、インターネットで悪口を書く方がよほど悪質。店に嫌われたくないあまりに卑屈になって、店の外で文句を言うほうが、嫌われます」】
〜〜〜〜〜〜〜
レストランで「こんなお客は嫌われる」という話なのですが、確かに、こういうのは興ざめだなあ、と思うようなことがたくさん書かれています。吉野家や近所のラーメン屋で、雰囲気がどうのというのは筋違いな気もしますけど、レストランでの食事には、「雰囲気代」も含まれているものでしょうし。しかしながら、こういうのって、店側の対応だけではなくて、「隣にやたらと大声で騒ぐおばちゃんたちが!」とか、「グルメ気取りで薀蓄ばかり垂れているグループが!」というような、不可抗力的な悲劇も、けっして少なくはないのです。残念ながら、店は選べても、隣人は選べません。まあ、空いていれば席を移動することだってできるのでしょうけど。 お客としては、自分が楽しむためには、店のほうにもある程度は配慮してあげるべきだ、ということなんですよね。「サービスが悪い!」と一方的にまくしたてる前に、「良いサービスを提供しすい環境」をつくってあげるというのも、大事なことなのでしょう。 でも、ここに書かれていることを読んでいて僕は思ったのですが、【予約の電話をいれるにしても、忙しい時間帯は避ける】と言われても、正直、飲食店業の時間割に疎い僕としては、「ランチタイムの最中」とか「夜の7〜8時くらい」というのは、「忙しい時間帯」なのだろうなということはわかるのですけど、実際には、外からはわからない「仕込みの時間」とか「休憩の最中」というのも、電話を受ける側からはあまり歓迎されないだろうし、その「忙しい時間帯を避ける」というのも、なかなか難しいんだよなあ、という気もするのです。いっそのこと、「予約は○時〜○時の間にお願いします」とか書いてあれば気がラクなのになあ、とすら思うんですよね。 それにしても、この文章で気になったのは、「ネットで悪口を書かれること」というのを、店側はかなり嫌がる時代になってきたのだな、ということです。ただ、実際に店の中で直接クレームをつけるほうがいいって言うけど、正直、同じ店で食事していていちばん不快なのって、「クレームばっかりつける客」なんですよね。そんなに文句あるんだったら、食べなきゃいいのに…とも思うのです。それに、「クレームに答えるのも仕事のひとつ」と言うけれど、そこまで意識の高い店員さんばっかりとは限らないような。 確かに、レストラン側にとっては、「迷惑」だし、嫌われるのかもしれませんが、「悪質」よばわりされるのはあんまりなのでは……
|
|