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2005年01月23日(日) ■ |
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開かずにはいられない、スパムメールの件名 |
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「週刊アスキー・2005年1/25号」の記事「スパム撲滅大作戦」より。
(「最近のスパムの傾向と実例をチェック!!」という項の一部です。)
【<巧妙な件名> 思わず開きたくなる件名にだまされるな!
メールを受信すると、メールソフトの画面上にメールの件名が一覧表示され、どんな内容か予測できる。最近のスパムはそれを逆手に取り、一見ふつうっぽい、知り合いからのメールのような件名をつけている。そのために受け取った人が思わず開いたり、返事してしまうケースも多い。 巧妙な件名の傾向としては、「先日の件で」「昨日は楽しかったよ」といった、友人や知人を装うものが多い。また、思い当たる人にはピンとくる「掲示板見たよ!」や、つい見てしまいたくなる「ご当選通知」も増加中だ。自分が出したメールへの返信を装う”Re:”を付けたものも増加している。いずれにせよ見知らぬ差出人からのメールは無視したほうが無難だろう。
<一見、スパムに見えない!?> 件名:※最重要事項(緊急) 件名:サイト開きました!CBC山田 件名:Re:日曜日はちょっと…… 件名:Re:違うと思います 件名:先日はありがとうございました 件名:今晩空いています 】
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こうしてサイトをやっていると、やはりスパムメールというのはたくさんやってくるのです。もっとも、近頃ではサイト持ちでなくても、この手のスパムメールというのはものすごく多いみたいで、僕の周りの人々もみんな閉口しきっているのですが。 とはいえ、ヘタに「送信拒否はこちらへ」なんていうアドレスに返信したりすれば、かえって「生きているメールアドレス」ということがわかって、スパム業者の思うツボ。なんとも腹が立つものではありますが、苦虫を噛み潰しながらスパムを削除する、というくらいのことしかできません。まあ、あれはあれで、「今度はどんな手を使ってくるのだろう?」と内心面白がっているところもなくはないのですが、こちらのほうも慣れてきましたから、「スパム臭」というのはわかるんですけどね。 ただ、サイト管理人としては、そんなにたくさんの数が来るわけではありませんが、面識のない人からメールが来ることもありますから、「知らない人からのメールはすべて見ない」というわけにもいかないのです。
上に例として挙げてある「スパムに見えない件名」ですが、最近はこの手の「知人風メール」というのも見慣れてきましたから、僕もこんなのには引っかかりません。と言いたいところなのですが、実は、このうち一つだけは、スパムだろうな、と思いつつも、開いてしまった経験があります。
それは、「Re:違うと思います」というもの。 こういうサイトをやっていると、たまにですが「反論」を送って来られる方がいらっしゃいます(もちろん、応援メールをいただくこともありますよ)。そういうものにはいくつか種類があって、書いている側からすれば、「正当な反論」であると思うようなものもありますし、その一方で、「そんなことどこに書いてあるの?」とこちらが聞きたいくらいの「独自の解釈」をされた上で「反論」してこられる方もいらっしゃるのです。ただ、サイト管理人というのは因果な生き物で、その内容がどんなものであれ、「観てくれている人からの反応」というのは気になるのです。 それで、タイトルから判断して、いかにも「このメールは読むと精神衛生上ヤバイ!」という予感がしつつも、そういうネガティブメールをつい開いて読んでしまうのです。 最近は、何行か読んで「これはいかん…」と思ったら、読むのを中止するようにしているんですけどね。そもそも僕は自分のサイトで、信者を増やしたり、世界に革命を起こしたりするつもりはないので、「イヤなら観ないほうがお互いのためですよ」と考えていますし。
しかしながら、やっぱり「違うと思います」というタイトルを見ると、「スパム…だよね、でもね、たぶん、きっと…」とか思いつつも、なんとなく確認しなければならないような気持ちになってしまいます。それも「責任」なのではないか…とか。 もしこれが「あなたは天才です」とか「大ファンです!ぜひ友達になってください!」とかいう「ポジティブもの」なら、もう脊髄反射レベルで「スパム!」と判定して、内容になど一瞥もくれずに、即座に削除できるのですが…
結局、僕はこうやってサイトにいろんなことを書きながら、賞賛されることなんて信じられず、いつも攻撃されることばかりを怖れている、ということなんですよね。実際は、そんな「不躾なクレーマー」というのは、そんなに高頻度ではないんですけど。
ほんと、なんでこんなことをやっているんだろう?と思いますよ、自分でも……
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