って言葉が、多分一番嫌いです。 中学の頃の部活の、とある顧問の口癖。 …って言っても、中学の部活、三年とも一年毎に顧問変わったんだけど。 ある意味珍しいと思う。毎年毎年顧問の変わってた部活って。
ってか、私からすれば「教師の分際で」って言いたかったのかもね。 自分より年下の、年の離れた生徒にしか威張れない存在で。 教師間を取り巻く問題はどんどん膨れ上がって、 それは児童学科、という将来教師になる可能性を持っている私達には 大学の講師が口を酸っぱくして言うことだけれど、それは良いことだと思う。
無能な教師は落ちてしまえば良い。
無能な大人は堕ちてしまえば良い。
そんな大人に抗う術を手に入れる為に、私はこの道を選んだのだから。
大人に馬鹿にされない、力を持つ存在になりたかった。 子どもを馬鹿にする大人を馬鹿にしてやりたかった。 そんな子どもの心を持ったまま、私は大人になりたかった。
我が侭で馬鹿な餓鬼から、世間知らずの大人になりたかった。 相変わらず、私は茨の道を選ぶのが好きなようだ。 楽な道はいくらでもあるのに、わざわざ切り立った崖へと進む。
ごめんね。こんな不純な動機で、この道を選んで。 子どもが好きだ、という以上に 大人が嫌いだから、教師という資格が欲しいんだ。
…ごめんね。ごめんなさい。
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