2009年03月05日(木) |
マダガスカル2(日本語吹替版) |
監督:エリック・ダーネル、トム・マクグラス 声の出演:玉木宏(アレックス) 柳沢慎吾(マーティ) 岡田義徳(メルマン)、他 オススメ度:☆☆
【あらすじ】 NYセントラルパーク動物園で人気者のライオンのアレックス、シマウマのマーティ、キリンのメルマン、カバのグロリア、そしてペンギンズ達がマダガスカルに着いてから数年後。NYにいよいよ帰る事になり、オンボロ飛行機に乗って飛び立った・・・ハズが、途中で燃料切れしてあえなく飛行機は不時着する。不時着した場所はアフリカ、アレックス達の故郷だったのだ。両親と再会したアレックス、それぞれの群れに合流した仲間達だったが・・・
【感想】 ドリームワークスの大ヒットアニメ「マダガスカル」の第2弾。 Part.2の本作は全米公開するや記録的ヒットを飛ばし、公開3日間の興行収入はあの「WALL・E」を抜いて08年度のアニメーション映画最高を記録したという鳴り物入りの続編。 実は一作目を見てないんですよねー。絵柄見てあんまり興味出なかったし。本作は試写会が当たったので鑑賞。
そんな訳で大ヒットした前作の内容を全く知らないんですが、この手のお子向けアニメは、前作を知らないと全く話に着いていけないなんて事は間違ってもなかろう・・・と思って安心して鑑賞。 思った通り、前作を知らなくてもちゃんと本作の話は判るように作られていました。
映画冒頭、アレックスの生い立ちから入る。 どういう経緯で彼がセントラルパーク動物園の人気者になったのかという過去を見せるのですが、前作ではどうやら最初から既に動物園の人気者になっている状態からスタートした模様? この生い立ち部分は後にアレックスが両親と再会した以降に繋がっていくという趣向。
とりあえずドタバタ劇の末にアフリカに不時着したアレックス達は、初めて自分の故郷を地を踏み、初めて群れで暮らす自分達の仲間と出会ってそれぞれが「本来あるべき自分達の立場」に戻るのだが・・・という話。 アレだね、都会っ子が生まれて初めてとんでもないド田舎に連れて来られて、ポットン便所や五右衛門風呂見てびっくりたまげたり、飯ごうで米炊いて「電気釜がなくてもお米って炊けるんだー」みたいな感動をする的話ですよ・・・って、この説明だと余計判り難くなったじゃないか!(苦笑)
まーこの手のアニメって感想が書き難いですわ。 要するに「愛と勇気と友情と絆」をコミカル先行で楽しくお子様にお見せしましょう!という主旨ですから。それこそ手を替え品を替えて年がら年中製作されてる「情操教育系お子向けアニメ」ですわ。 大人の(つーかいい歳コイたおばちゃんの)このアタクシに、一体どんな感想を求めると言うのか。←誰に言ってる(^-^;
脇キャラは魅力的ですよね。 間違いなく前作にも登場しているんでしょう、やたら強いサバイバルなババアがいい味出してます。本作では飛行機を修理する為にペンギンズのアイディアで、「サファリツアー」にやって来た人間の車をかっぱらうんですが、どうやら前作でもアレックスと対決したらしいババアがちゃっかりこのツアーに参加していて、このババアの機知と叡智のお陰で後々サファリは大混乱に陥るというオマケ付き。全くババア、いい仕事してくれます(笑)
まあ〜後は個人的にはどーでもよかったですわ(こら) 最近のアニメは何観ても本当にクオリティ高いです。本作も非常に手の込んだアニメーションだとは思うけど、でもまあどう頑張ってもピクサーの足元にも及びませんしね。 いい話ですよ。でもとりたてて記憶に残るとか感動で震えるとか、そーいう作品でもないですし。
大人は金払って見るまでもないですね。ファミリーでお楽しみ♪というのにうってつけの作品でしょう。
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