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2002年07月21日(日) やっぱり「vsクローン」はよかですたい!

というわけで、昨日は研究会のあと、ルパン三世のオールナイト(映画)見に池袋まで行ってきました。 ま、よく考えたら、ルパンサイトのほう、作ったっきり更新ぜんぜんしてないので(汗)、詳しい話はそちらの更新のネタにするとして・・・結局上映が終わったら朝の5時過ぎ。 途中朝飯をかっくらってから7時半過ぎに帰宅して、なんとかおジャ魔女の途中までは気力で起きてたんですが、気がついたら12時過ぎてまして・・・ 仕方ないので、録画しておいたフロを見て、再び眠りについて、そのまま夕食だけかろうじて食べて、いまだに眠い・・・とまぁ、なんとも非生産的な日曜日をすごしてしまいました^^;

んにしても、やっぱ、「vsクローン」はいいですねぇ。 って、スタヲーじゃありませんよ? ルパンの映画第一作目です。 以前この日記にも書いたので説明要らないと思いますが、やっぱ、ルパンって「神」ですよね。 まぁ、「神」といっても、一神教の教えるところの神っていうのとは違うんですけれど・・・ なんていうのか、すべて見えちゃっている人なんですよ。 なんたって、夢を見ない人だから・・・ 神だから・・・ ああ、あの話見てない人にはわけわかめでごめんなさい。 ちなみに、クローンに出てくるルパンとムリョウ君て、もしかしたら、めっちゃかぶるかもしれないとふと思ってみました。 ムリョウ君も、多分、すべて見えちゃってるって言う意味では神様だと思うので。 ムリョウは、続けてみるとかなり面白い作品だと思うのだけれど、いまだにうまく感想書ける自信はないので、コーナーを作りたいと思いつつ、どうしようか思案中・・・。

デ、話がそれた。 えと、昨日は「vsクローン」以外にもテレビスペシャルの第一作目などを上映したのですが、これがまた、改めて見て面白かった! (って、完璧ネタバレ話になるけれど)敵方のイザベル、今までは、普通に「いやなやつだな」と思っていたのですが、昨日見ていたら、なんだか新しい解釈でてきまして・・・ ぶっちゃけていうと、イザベルというのは、今回ルパンが敵対することになる組織のナンバー2で、有能なコンピューター科学者兼めっちゃ美人さんなんですけど、コンピューターウイルスを操るプログラムを開発すると同時に組織を裏切って逃げ出しちゃう。 で、そのプログラムを、他人の手出しできないところに隠してしまって、敵は、それを取り戻すためにイザベル本人とどでかいダイヤを狙って、そこにルパン達が衝突して・・・って話しになってるんですが、いろいろあって、イザベルが裏切り者として組織につかまっちゃい、そこで、ちょっかいだしに来たナンバー2のだめ男(ジミー)にナンバー1殺しという組織の裏切り話を持ち出して、それをいざ決行しようというときのやり取りがなんともいえなくて。

(バリアのはってあるナンバー1の寝所に、上着いちまいだけの姿でイザベルが歩み寄る。(詳細なセリフ回しは微妙に違うと思いますが^^;))
ナンバー1:誰がおまえを牢から出した?何をしに来た?
イザベル:犯した罪を許してもらうために参りました(といいながら、上着を脱ぎ、生まれたままの姿になる)
ナンバー1:ねらいはなんだ? 頭がよくて美しいからといって、それだけで何もかも手に入ると思うなよ(といいながらも、イザベルの誘惑に負けてバリアのカーテンをよけてしまう)
イザベル:いいえ、手に入れてみせます。
(バリアが途絶えたところで、影に隠れてたジミーにナンバー1が銃殺される)

う〜ん、余計な描写はいらなかったかな? でも、「頭がよくて美しいからといって、それだけでなにもかも手に入ると思うなよ?」「いいえ、手に入れてみせます」っていうやり取り、ふっとかっこいいと思ってしまった。 そして、なぜかカイザーを思い出しちゃいました。

なんていうのかな?イザベルにどんな過去があったのかは、劇中でいっさい語られてないのでわかりません。が、多分、いろいろ男に裏切られてきたのでしょう。 その負の念を、多分彼女は「頭のよさ」にぶつけたんでしょう。 今まで自分を見下してきた人間を、見下し返したい。 ま、その手の心理状態に追いこまれたときに多少でも特技のある人間なら、そう思うのは自然だと思うんですよ。 っつーか、自分がそうだったので・・・。 賢ちゃんも、負の念自体はちょっと違うかもしれないけれど、他人の目を少しでも自分に向けさせたくて、それを実現させる手段が「天才」しかなかったら・・・ たとえそれが虚構の己であったとしても、その手段に訴えるでしょうし。(まぁ、吉村さんのHPを覗くと、その辺の解釈はちょっと違う感じがしなくもないですが・・・^^;)

とにかく、自分の受けた負の念を、負の立場を何とか解消したいと思ったとき、下手に「才能」という手段を持ってる人間はそちらに走るんじゃないかなぁと思うんですよ。 別に、そういう負の念なしに天才な人もいるとは思いますけど。

だから、イザベルは、自分の、プログラミングの権威という才能と美貌という武器を最大限に生かして、負の念を相殺するためだけにナンバー1にのし上がった。 でも、のし上がってしまったら、次に何をしたらいい? 結局はそこで目標を失って・・・ ちなみに、劇中で、プログラムを無事に復元したイザベルは、ジミーに刺されて結局死んでしまいます。 いくらいろいろあって体力消耗してたからとはいえ、少しは抵抗したりする余地があったと思うのですが、それをしなかったのは、単に出来なかったというよりは、自分が頂点に上り詰めた段階で、もう何をしていいのかわからなかったから・・・なんじゃないかなぁと、昨日の上映をみて思ってしまいました。

まぁ、相変らず、これは私個人のものの見方なので、違う解釈をする人がいて当然だし、散々ネタバレ書いた後ですが、それでも、ほかにもいろいろ見所があって、正直、この話はそこそこルパン好きな方なら、機会があったら見てほしいな・・・と思ってみたり。


ってなわけで、来週は来週で、カリ城と「ヘミングウェイ・ペーパーの謎」を見に同じ場所までオールナイト見に行ってきます。 ああ、ルパンファンにとって、今週はすごいイベント目白押しだぞ!


というわけで、長くなりすぎたので、その他先週見たアニメやフロの簡易感想は、改めてまた明日。 



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