jump !


2003年02月10日(月)
行きの電車の中には、ドア脇にしゃがみこんでメイクする女性が。
なんかそういう光景がザラになりつつあって、
どこかでそれを受け入れてしまいそうな自分がいたりする。

電車はメイクする場所ってのが「常識」になるのだとしたら、
その犠牲に人は「モラル」を捨てたという事になるんかな?
人それぞれ「常識」の領域は違うのかもしれないけど、
「共通部分」ってのはかなりあると思うのだけど。
「電車でメイク」が常識やモラルの進化系とは認めたくない。


講義終了後、東急ハンズにでも…と思ったけど、
予想より早く雨が落ちてきたので、大人しく帰路へ。
ただ、傘を持っている人は少なかったところをみると、
「夕刻から雨」の予報はあまり信じられなかったという事かも。


佐藤正午「ジャンプ」読了。
この前読んだ「Y」とはまた毛色が違う作品。
「失踪」から始まるストーリーは、謎解きの要素もあるけれど、
それ以上に考えさせられる事が多かった。

挙げてみるとするなら、
自分一人がいなくても、世の中は何事もなく動いていくという視座であるとか、
なんてことのない一つの行動が、自分のそして他人の運命を変えてしまう可能性であるとか、
過ぎた事に対して「If」を語るのは、現実を受け止めきれていない事であるとか。

このようなことを考えてしまうのは
作中の主人公と同じ事を追体験しているように感じるくらい、
彼に対して感情移入しているからだろうか。

主人公の三谷純之輔には同性として「わかる」部分が多い。
解説の山本文緒さんの言葉を借りれば、
「平凡で優柔不断で鈍感な男を欠かせれば日本一」な佐藤さんの描く主人公、
つまり、自分もそれに近いということだろうなぁ(^^;

今年はやはり、いい本に当たっているのかも。



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