没頭


2002年10月08日(火)
午前中は街の中心部へ出て、
「志庵」を買ったり、靴の修理をしたり…等々。
今日発売のはずだった本多孝好の「ALONG TOGETHER」が書店で見つからず。
本が店頭に並ぶのは午後なんだろうか。

帰宅してから、東野圭吾「白夜行」の続き。
残り700ページ強を5時間かけて読破。
最初かなり厚かったので読みきれるか不安だったけど、
それは全くもって杞憂だった。
ただ、ストーリー全体が重いので、長篇馴れしていない人は
あまりオススメできないかもしれない。

推理モノの部類になるのだろうけど、全然それっぽくない。
そして、主人公はあくまで「第三者」の視点の下に描かれているから、
なかなかその内面を掴みきる事が出来ないと思う。

<ここからネタバレ・読む場合はマウスオーバーをお願いします>

幼少期の出来事・経験が人間の人格形成に及ぼす影響はきっと大きいし。
それは人間の人生に大きな影響をもたらすと思う。
正の出来事・経験はプラスの、負の出来事・経験はマイナスの影響を与える。
「白夜行」の中では、その事が端的に人物へ反映させていて、
それを根源として、多くの犯罪や企みが展開されていき、
その果てに「悲劇」を迎えてしまう。
さらに、起こった「悲劇」に何も感じない人間を、
作り上げてしまうという「二重の悲劇」が起こっている。

最近事件になっている幼児虐待、育児放棄、近親相姦…
それを現実に受けた、ないし現場を見ていた子供は何を思うか。
心の中にどんなトラウマを残し、どのような人生を歩むか。
「社会」というものを、どのように捉えるか。
そこへの影響は、親が思うほどヤワなものではない。
親は親としての責任を持って、子供を育てるべき。
そして、自分の行動にも戒めをもつべきだろう。
そんな警鐘を、この小説から感じてしまうのは僕だけだろうか。

<ネタバレ終わり>

…なんかネタバレが半分以上だ(汗)

読みたい本がまだけっこうあるけど、
いいかげんに本棚にスペースがなくなってきた。
困った…。



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