惜春別日乗
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思えばこの日記を書き始めた頃、私は大阪で新しい暮らしに夢中だった。うつ病だと思いこんでいたし、彼となり元亭主となった人もそう思っていたから、二人で幸せを掴めば良くなるのだと信じていたわけだ。 でも土地柄や育ちも全く違う二人の、不協和音は、少しずつ二人の間を遠ざけてゆき、それを感じる私は堪えるために心を蝕み、彼はそれを苦々しくもしかしたら後悔しながら暮らし、とうとう別れたのだった この生々しい体験が、ふと詩に向いたとき、人はどう見るだろうか、と何処かで考えていたのかもしれない。評はまっぷたつに割れて、男性陣にはひどく不評だったのが不思議な気がする。ただ、人の心の弱い部分を表現するには、嫌われる覚悟も必要なのだなと思った。 生活は何とかエアコンも交換してもらえ、安定のきざしが見えてきた。ただこのままの生活を続けるつもりはなくて、なるべく早く自分で稼いで生きていきたいとは思うのだけど。あぁそれにしても最近寂しくて仕方がない。知り合いをして珍しい、と言われるほど色気のいの字もないのだ。いい男ってやっぱりもう残ってないのかな〜〜。
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