昨日神戸にて、初めての講演というものをしてきた。とは言ってもメインで話すのではなく、あくまでもサポートと質疑応答での発言程度で、後は書面でプロフィール（生育歴年表）とレポートの参加なのだが。

今日メインで話した仲間４人には、ああいう場で出る感覚過敏がない分、私のサングラスは非常に目立ってしまって、ちょっとみっともなかったかもしれない。でもあれのお陰で緊張緩和できるし、運が悪いことに月経２日目真っ最中のため体調は少しだけ落ち気味だったから、右目が光過敏でしんどかったので持って行って正解であった。

今回は主催者側の事前準備とサポートが大変良かったので、初めて臨んでる気がしないほど気が楽で良かったんだけど、これからこういう機会は増えそうである。そのためには多少私自身も前面に出ないとならないかもしれない。典型例でないにせよ、２次障害や体調管理のまずさなどは、若ければ若いうちに防止策を講じる方がいいわけで、そのためには知っておいてもらわねばならない。

私も子どもの親であったからわかるのだが、親はいつも子育てに迷う。子どもの気持ち、育て方がこれでいいのかと自問する。より良い方法を知りたいと講演会に来る親御さんたちは、本当に真面目に話を聞いてくれていた。真剣に聞いている関係者だからこそ、話す方にも真剣さで応じる気持ちが入る。

興味を抱いて聞きに来てくれる一般の人に、「軽度発達障害」とは何かを知ってもらうことも大切なのだが、それを語るには私たち当事者はスキルが少し足りない。ぶしつけな質問に傷ついてしまう場合もあり得る。それをこなせる人しか多分「成人の当事者」には辛いだろう。

ただ、講演以外にも新聞社からの取材依頼も来ているし、当事者として話す機会は増えそうだ。もう少し体力をつけること、身体の不具合が出にくくなるような生活改善をすること、が当面の課題になってきたように思う。

それにしても・・・眠りのリズムが取り戻せなくなって、短い間しか自発で眠れないのは困った問題だ。薬も効きにくくなっているし、運動をしたりして疲れて眠れるといいのだけど・・・。今日のように体力的な疲れがあって眠れても、３時間ほどしたら起きてしまって生あくびしかでないのはどうしようもない。